麻薬を中心に人の根本的な要素が表面化して渦巻いて結局解決しない、けど真っ当な考えを貫く人たちがブレないところが心に響く。
欲、愛、正義、不義、信頼、懐疑…色々と考えさせられる。
あと、アメリカ合衆国…
麻薬戦争というけれど、それは麻薬を密造密売する側とそれを防ぐ側とのあいだの戦いや、縄張り争いだけではなく、麻薬が持つ魔力と人間の理性との戦いもあると思う。
簡単に考えて麻薬に手を出す人たちのなんと…
群像劇なんだけど、シーンが切り替わると画面のカラーがガラッと変わるのが印象的だった。特に、メキシコのシーンの赤い陽炎のような映像と、ドラッグに溺れていくティーンの映像の青みのコントラストが目を惹いた…
>>続きを読む麻薬に携わる人々をそれぞれ別々で描いたもの。
メキシコの麻薬警察官をベニチオ・デルトロ
アメリカの麻薬警察官をドン・チードルとルイス・ガスマン
アメリカ政府の麻薬撲滅のトップをマイケル・ダグラス
ア…
今現在アメリカ、メキシコ国境で麻薬密売ルートを巡る泥沼の麻薬戦争が起きている。
世界一の麻薬消費大国であるアメリカは麻薬取り締まりに躍起になり、供給大国であるメキシコ麻薬カルテルは、権力を利用し、組…