ほとんどが女で構成される複雑な大家族が、金銭、同居や縁談などを巡る問題に翻弄される姿を描く。
『娘・妻・母』(1962年)に輪をかけて家族構成が複雑であり、人物相関を把握するのに苦労する。
家長で…
乱れるや浮雲などで知られる成瀬巳喜男の作品。父親の危篤騒ぎで家族全員が集まる話。
乱れるが邦画史上最も素晴らしい作品だったので今作も鑑賞してみましたが、こちらもとても良い作品でした。撮影の仕方とか…
どうもウチにはろくな子がおらんのー。
なるほど、これが成瀬版東京物語と言われる作品かぁ〜確かに父親が笠智衆だし、亡くなった息子の嫁の高峰秀子は、さしずめ原節子だし、実の兄弟姉妹はそろいも揃っても同…
成瀬巳喜男監督の観る
父が危篤と集まる兄弟たちだ
が命には別状はなく。雑貨屋
の息子娘に長男の嫁未亡人が
繰り広げるライトなゴタゴタ
脚本 井手俊郎/松山善三
杉村春子が後妻というのがミソで連…
このレビューはネタバレを含みます
草笛光子の次女や次男の小林桂樹たちが義姉である高峰秀子を追い出して両親の家を我が物にしようと考えたり淡路恵子の三女が荒物屋をスーパーにしようとする件は「乱れる」(64年)よりこちらが先だったのか。と…
>>続きを読む「東京物語」では子どもたちの薄情さを嘆く東千恵子に「まあ、わしらはまだええ方じゃよ」と言っていた笠智衆がこの作品では「わしの子どもたちはしょうもないやつばかりだ」と嘆き、そのセリフに客席は笑いに包ま…
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