『浅草の灯』でその独特な存在感に惹かれたので、主演の夏川大二郎を目当てに鑑賞。
良い意味で抑揚のない芝居は本作でも健在で、温厚だったアイツが…という役柄にぴったり合っていた。冷酷になりきれてない感…
本作は、おそらく押し付け企画に対する抵抗があったと思われる。金貸し番頭の貫一(夏川大二郎)はスーツ姿、お宮(川崎弘子)は白のコート。荒尾(佐分利信)はぼーぶで、女たちも洋風でクリマを乗り回す。野村芳…
>>続きを読む「頑張れ貫一!」
お宮「熱海でお別れしてから一日だって忘れたことはないんです」
貫一「…」
お宮「私が悪かったんです。私が馬鹿だったんです」泣
貫一「…」
お宮「貫一さん、私を許してください」
貫…
1937年(昭和12年)の映画。熱海に旅行した際に、寛一お宮の銅像をビーチで見たが、本作のシーンは、映画の前半にあり、海沿いではあるが、砂浜ではなく、道路上で、海岸線にはやや遠い場所。本作の登場人物…
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