他の北野武映画とは毛色が全く違う、文字通り静かな作品。
聾唖のカップルが主人公。手話もほぼ0。
その他の登場人物は普通に喋るけどまるでサイレント映画。でも微妙な間な表情で、会話なんて必要ないほど思い…
青く静かな世界に溶け込む旋律と反復が心地良い。
壊れたサーフボードを拾った若者が波に乗る、そんなシンプルなストーリーの中に挑戦、失敗、努力、協力など、人生に於いて必要不可欠な事が凝縮されているよう…
このレビューはネタバレを含みます
知人に勧められて見たのですが、
本当にセリフが必要最低限くらいしかなくて…表情だけで演技するのが凄い
この静かな感じの中、どういう風に話が進んで行くのかと思ったら(構成が素晴らしい)
写真が写った時…
風景の切り取り方がめちゃくちゃ秀逸だしあの終わり方も監督はサービスだっつってたけどいい終わり方に感じます。
自分は周りから影響を受けられないのに自分は周りに影響を与えてるという構図はたまに苦しい場面…
『浜辺に捨てられた折れたサーフボード、もう誰も振り向かなかったけど二人にとっては大切な宝物だった』
聾者のカップルの切ない恋物語。聾者の青年・茂は、清掃車の仕事途中で捨ててあったサーフボードを拾う…