いつまでも姿を変えず、広く、大きく(高く)佇み人類を傍観する大樹(ファーストショット)には強く魅了されたものの、今なお戦地へと向かう兵士にポルトガルの敗北を語らせてしまう虚しさはともかく、演劇的な味…
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初マノエル・ド・オリヴェイラ
誤解を恐れずに言えば「歴史の意味」や「歴史を物語る意味」を題材にした映画であって「歴史」を題材にした映画ではないし、いわゆる歴史映画のアンチテーゼ的…
ポルトガルの戦争史を今まさに戦地へ向かおうとしている兵士達に語らせる自嘲ぶりが凄い。マジでぜーんぶ虚構でしかないし、ショボい天使や悲鳴上げて横切る黒人兵などオーソン・ウェルズみたいな胡散臭さが漂って…
>>続きを読むわけわからん安っぽいハリボテ翼つけた天使がでてきたり、軽そうな砲弾が当たって死んだりしているのになんでオリヴェイラがやると神々しいシーンになるんだろうね。でも、こういう死のあっけなさってむしろリアリ…
>>続きを読むオリヴェイラの「カニバイシュ」に続く作品。アフリカ植民地の兵士たちの戦争に対する議論。それを聞いていた情感は、ポルトガルの過去の戦争については那須。紀元前2世紀のローマ軍との戦いから、ポルトガルの植…
>>続きを読む【不寛容なのは監督自身】
オリヴェイラによる反戦映画だが、この監督の抽象的であざとい演出が『永遠の語らい』同様に上滑ってると感じる。ポルトガルの植民地支配否定を謳った、ポスト・コロニアズム映画。
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