このレビューはネタバレを含みます
高峰秀子の自薦に入っていたので視聴。寅さんすぎるなあと思って見てたら、これに影響を受けて出来たのが寅さんらしい。
寅さんは帰るべき場所(故郷)があるから失恋の先に再起があるけど、独り身の無法松にとっ…
「奥さん、俺ぁ、寂しかったんじゃ」
「どうしたとですと?」
「俺ぁ、帰ります。もうお目にかかることはあるまい」
「どうしてですと?言うてください。どうしてそのようなことを?」
「奥さん!俺の心は汚い…
無垢な松五郎は人間の喜怒哀楽を全身に宿し、まさに人間そのものである。
時間経過を人力車の車で表す演出が良い。その車が止まる時に死が訪れる。一生を描いた作品だから終わりがあるのは必然だが、死に方も合間…
恥ずかしながら三船さんとかこの辺りの映画、あまり観た事が無く、というか食わず嫌いだったのかもしれません。しかし偶々観る気になった本作とても素晴らしかった。終盤奥さんの悪意の無い仕打ちが切ないです。そ…
>>続きを読む死んだ時にどれだけの人が本気で惜しんで涙してくれるかが、その人の人生に対する評価なのだと思う。
不器用でもまっすぐに筋を違えず、そんな生き方は今では評価されにくいのかもしれないけど、そうありたいと…
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