「奥さん、俺ぁ、寂しかったんじゃ」
「どうしたとですと?」
「俺ぁ、帰ります。もうお目にかかることはあるまい」
「どうしてですと?言うてください。どうしてそのようなことを?」
「奥さん!俺の心は汚い…
無垢な松五郎は人間の喜怒哀楽を全身に宿し、まさに人間そのものである。
時間経過を人力車の車で表す演出が良い。その車が止まる時に死が訪れる。一生を描いた作品だから終わりがあるのは必然だが、死に方も合間…
恥ずかしながら三船さんとかこの辺りの映画、あまり観た事が無く、というか食わず嫌いだったのかもしれません。しかし偶々観る気になった本作とても素晴らしかった。終盤奥さんの悪意の無い仕打ちが切ないです。そ…
>>続きを読む死んだ時にどれだけの人が本気で惜しんで涙してくれるかが、その人の人生に対する評価なのだと思う。
不器用でもまっすぐに筋を違えず、そんな生き方は今では評価されにくいのかもしれないけど、そうありたいと…
七人の侍の菊千代のような豪快な三船敏郎が見れて楽しい!前半は笑えるシーンが多く、ラストは切ない。ちょっとセリフが聞き取り辛いので字幕が欲しかった。
明治から大正にかけての街並み、家屋などの再現度が高…
こちらもお気に入りを鑑賞しました〜
前回観た時は午前十時の映画祭。
阪妻版も観た事はあるけど三船敏郎の無法松が一番好き。
舞台での大立ち回りのシーンは三船さんらしい暴れっぷりで大好きなシーンです
…
評伝三船敏郎という著作のなかで、三船の違った一面のある映画と知り鑑賞。且つ高峰秀子をあまり知らず、見てみようと。
名作というが、自分の中ではどう解釈していいかちょっとわからず。
ひとは想いを遂げら…
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