このレビューはネタバレを含みます
3月に国立映画アーカイブへ行った時のトークショーの中で取り上げられていて、いつか観ようと思っていて今日観た。
タイトル音楽が「序曲」として機能しているとのこと。
無償の愛に近い義理堅さを感じた。
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午前十時の映画祭で三船敏郎主演の「無法松の一生」を見てきました。
私はこの映画を高校生の頃にレンタルビデオで見て感動し、映画だけでは飽き足らず、岩下俊作の原作「富島松五郎伝」も読みました。思い出の…
松五郎の引く車の車輪が映されて時間の推移が示される演出はベタだけど感動してしまった。何度も使われるので次第に感動は薄れていったが…
最初の寄席での大乱闘や学生同士の喧嘩のシーンでは三船敏郎の躍動する…
1958年製作公開。原作岩下俊作。脚色伊丹万作、稲垣浩。監督稲垣浩。
高校生の頃(多分)、NHKの映画劇場で観た記憶があって素直に感動していた。三船敏郎をちゃんと見たのはテレビで観た本作と、同じく…
学はないが一本気で愛嬌のある無法松を三船敏郎が縦横無尽に演じている。高峰秀子の良妻賢母役もハマっている。話としては捻りも何もないが、2人の演技力の高さは感心するばかり。
〈あらすじ〉
明治30年の…
再見ですが、やっぱり三船敏郎がカッコ良すぎて、どう考えても女もなく未亡人に横恋慕する感じがしない。後に山田洋次が描くハナ肇や渥美清であれば納得だ。老境になった三船の演技は素晴らしいと思う。「ある生き…
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2021年5月 ネトフリで
・人力車の車輪のカットが要所要所で挟まれ最終的に松の走馬灯へと繋がって行く演出がとても美しい。
・日露戦争後の、太平洋戦争前の、ある意味いい時期の日本の原風景が描かれて…
映画として評価するなら、ありもしない「前近代」を無理やり描き出そうとする映画でわりと白けてしまい、そんなに評価できない。ただ泣けるか泣けないかで言うなら、泣ける。無法松のような男の一生は、いまだに私…
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