この広い空のどこかにに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『この広い空のどこかに』に投稿された感想・評価

昭和の家族ドラマの源流に位置するような映画といった印象
家族が抱える葛藤や距離感を叙情的かつ抑制の効いた演出で描いていて、特にラストの清々しい余韻がすばらしい

佐田啓二の端正かつ柔らかい佇まいがツ…

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話の美しさ、親しみやすさ、個人的好みで言えば星5だった。映画の中に出てくる全てのエピソードが好きだ。敗戦後の重く冷たい空気が拭いきれない1954年。それでも明日に向かって気丈に振る舞う人々の姿が眩し…

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TO
5.0

お揃いで店番だね 日本は広いからな まるでご隠居さんね この部屋いいわ空がいっぱい見れて 競輪 この広い空のどこかに カレーライスかな ダンスの練習 秋の夜長だ ひろ子さん出かけたわよ 男の人と一緒…

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4.7

「この空の下のどこかに、いつか僕を愛して、僕と一緒に苦労して、それでも楽しいと言ってくれる人が一人だけいるんだ。笑うか?いつかその人に巡り会った時に恥ずかしくないように自分を綺麗に大切にしようと思う…

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5.0

中井 貴惠・貴一姉弟が父、佐田啓二の一番素に近い役は何だったかの質問に二人共に挙げたのがこの作品の酒屋の長男役。お話は特にTBSのホームドラマで随分良く見た事ある設定の源流だ(源は木下惠介か)。劇的…

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5.0

新しい時代の新しい夫婦像が眩しすぎて見習わなきゃいけないわ。ささやかな幸せに幸せボールまで投げつけてくれる、非の打ち所がない優しさ。
夜分に味噌買いにくるおばちゃんにも優しくありたい、自営業の鏡!わ…

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otom
5.0

佐田啓二と久我美子のイチャコラ夫婦像の爽やかさと眩しさが突き抜けていて、嫌味を通り越して好感が持てる。後妻の浦辺粂子、ちんば役が上手いデコちゃん(ホント凄い)にロマンチストの石浜朗と入り組んだ家族模…

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木下恵介愛弟子筆頭の巨匠小林正樹監督が、清々しく爽やかでちょっぴりニヒリズムを感じる木下イズムを継承した家庭劇としては百点満点の傑作だろう。川崎の酒屋を営んだ先代父没後、後妻浦辺粂子の長男でフェミニ…

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5.0

このレビューはネタバレを含みます

久我美子。高峰秀子。

高峰秀子が家を出ていってから家族は皮肉が言えるくらいに明るくなる。

お醤油をこぼす久我美子。空襲でちんばの高峰秀子。魔法のボール。
盥
4.4

しみじみ良い。都内の小さな酒屋を舞台にしたホームドラマ。優しいけど甘すぎない、現代的な感覚の作品だと思う。戦後の文化や価値観を知る楽しさもある。
もう店内の浦部粂子のような所作で動ける俳優っていない…

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