忘却をテーマにヒロシマで始まる物語は不条理劇のようなやり取りで始まり、その構成にずいぶん実験的だなと身構えてしまうが、原爆の記憶を巡る物語は、いつしか忘れてしまうあなたを巡るメロドラマへと変容。いつ…
>>続きを読む授業で見た、以下リアペ
始めに写った映像は、砂にまみれた人間の肌のようなものが、砂の中にいる胎児のようにでした。その後、だんだんと映像が進むにつれて、大人の腕のようなものが写り、2人は背中に手を回…
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最初の映像と掛け合いが良すぎる。
良すぎたゆえに、女優の語りの部分が少しだけ単調に感じてしまいました。
砂に覆われた肌 火傷と重なる。
日本人の被爆体験を、フランス人が、あまつさえその場にいな…
あの人はどういう人だったのだろうとよく思うのだけど、知れば知るほどよく分からなくなる。自分についても。考えるほど。そう、私(これ)は誰(何)なのか(だったのか)というやつ。
脚本を書いているので当…
冒頭の有名なシーンはめちゃ良かったな。
2人が「見る、知る」ということをどう捉えるかが、お互いの関わりの中で変化していく、みたいなことはなんとなく分かる。でも、それにしても恋が人生そのものみたいな振…
このレビューはネタバレを含みます
本当に美しかった
2人とも
日本の昔の曲をバックにフランスのヌヴェールの風景が流れるのはなかなか面白いコンビネーションだった
2人が長話をしてビンタした喫茶店行きたいと思ったけど今はもうないみた…
直接的な描写を避けながら、戦争が与えた負の残滓を普通ともいえる日々を過ごす男女を通して描くところが『かくも永き不在』に似てるな、と思い調べたら脚本家が一緒だった。
マルグリット・デュラスという女性の…