久々に増村の映画を見ると殆ど役者の呼吸と合致した厳格なカッティングに慄く。が、カット割り以前に役者の背中をなめて会話を撮るコンテ方針そのものが先ず画面強度に貢献してる。
手前に遮蔽物を置いて家の奥行…
増村監督2本目
最初、大量の人が行進してるおどろおどろしい感じは『巨人と玩具』にもあった気がする。そこからなんやかんやあり、格子ごしの京マチ子でタイトル。カッコ良すぎる。京マチ子の怒りとも悲しみと…
身寄りのない少女が金持ちの屋敷に迷い込みやがて一族を牛耳るパラサイト的成り上がり物語。京マチ子がおぼこい少女から初老まで奇跡の演じ分け。商売のためなら戦争大歓迎という京の恐ろしさ。それぞれの人物の運…
>>続きを読むようやく観ることができた。この増村も凄い。物を大量に配置する画面の窮屈さは増村の特長の一つだが、それが"家"そのものに京マチ子が呑み込まれ変貌していく感覚を助長しているように思う。
増村の未見作は…