ジョン・カサヴェテスの他の作品同様、決して端正に撮られたものとは言えない、ピントが合っていないことすらあるショットが延々と続く。
さらに言えば、説話論的な要請のみに従うのであれば不要と言わざるを得な…
超絶素晴らしかった。カサヴェテス監督は妻ジーナ・ローランズの魅力と演技力を引き出すのが上手い。監督本人も役者として出ているし見応えありすぎて最高!
大スターのマートル(ジーナ・ローランズ)。いつも…
舞台劇「第二の女」。主役を演じるジーナ・ローランズ演じるマートルは役を飲み込めていない。そんな中、自身のファンであるナンシーが目の前で事故死して以降、彼女は均衡を失っていく。ナンシーの顔はこの時全く…
>>続きを読む【鑑賞メモ】
カサヴェテス鑑賞4作目。
顔の接写、ピリピリした空気など、確かにカサヴェテス節は随所に感じるものの、序盤から、今までとはなんだか受ける印象が違う。
なんだろう、美しい。
劇場やホテ…
カサヴェテス作品いくつか続けて見てジーナローランズが毎回すごいのだが、話や構造のわけ分からなさも相まって彼女の表現力と存在感の凄まじさだけで成立しているような映画に。
ジーナ演じる主人公が追い詰めら…
いつものカサヴェテスといえばそうなんだが、それを期待してこちらも見ているので、文句なしに最高。ジーナ・ローランズのものすごい演技には毎度圧倒されるが、今作クライマックスの舞台シーンに至るくだりはその…
>>続きを読む自己イメージと役柄のあいだで葛藤する女優の苦悩にフォーカスした作品と思いきや、後半になって這いつくばってステージに立とうとする彼女の舞台裏の姿が映し出されると印象が変わってくる
ステージ上でのロー…
この作品を初めて見たので、『オールアバウトマイマザー』が、すごくこの作品の影響を受けていたり、オマージュしてたりすることに気づいた。ファンの子が轢かれるという展開然り、表情や仕草然り、赤色然り。
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