日本暗黒史 血の抗争の作品情報・感想・評価・動画配信

「日本暗黒史 血の抗争」に投稿された感想・評価

たのQQQ

たのQQQの感想・評価

3.2
安藤昇と伴淳の奇妙な友情、山城新伍や永山一夫などユニークな弟分との出会いなどは面白かったんだけど、だんだんぐんぐん映画としての牽引力が弱くなる。なんでだ?
待田京介はいつ出るんだー!とワクワクしてたら大分後に出てきてテキトーな扱いでテキトーな退場だった。まさに鉄砲玉。豪華だなー!

列車の中で不安そうにミカン食う安部ちゃんが最大の見所。

瑳峨三智子たんがすごいイイ感じだったので、もっとフューチャーして欲しかった。
安藤昇、これが東映一発目か。
自分自身の役を演じていた実録作品以外ではかなり演技に気合いが入っていたほうだと思う。山城新伍もおふざけなしでカッコいい。
NR

NRの感想・評価

2.7
山城新伍はイケメンだった事に気づいた。

「仁義なき戦い」を観ている時のような
ワクワク感を期待していましたが…。
いまいち、没頭できず。
リアル・ギャングスター安藤昇の主演。
チンピラから岐阜、名古屋の大物にヤクザにのしあがる男、河上純一を演じるから、なんか本人役的な当て込みだよね。
これに限らず安藤昇はヤクザ映画だとだいたいかっこいい新興勢力の親分役が多いよね。

気っ風のいいだけのチンピラの元にその人間力に魅了された男達が集い、組織として大きくなる過程はギャングやヤクザ映画の定番なので、そこは外さずきっちり観たい画を見せてもらった。

これ、1967年なせいか、仁義なき戦い以後のドライなスピード感と任侠映画の古くさい様式が変に混じりあってて、中盤から話がギクシャクしてくる。
仁義なき戦いの6年前だけど、かなり仁義エッセンスがあった。
任侠映画が下火になってきて次を模索してた時期だったのかと。

でも、反面、古くさいとこもある。
若い頃から河上に何かと目をかけ庇ってきた刑事との友情を結び、刑事の顔を立てるために事を納めたりする。こんな感じのウェットな場面がけっこうある。
この刑事との話と地方の旧勢力のヤクザ達との抗争の非情で合理的な感じが全然合ってないんだよ、、物語が失速しちゃう感じで、、

何より刑事と話す時は義理や人情の話になるんだけど、実際の河上がやってることってそーゆー昔のヤクザ的な手法じゃくて、外交で強い組をバックにしたり、経済活動も実入りのいい実業にドンドン食い込んでいく。
だから完全にノリとしては"仁義なき戦い"よりなんだよね。

事相をナレーションを多用して処理しないと収まらない抗争関係図、大規模抗争になりそうでならない展開。
実際の人や抗争を下敷きしてる気がした。
この辺のリアリズムに焦点絞った方がおもしろくなったと思う。

所々顔を出す、任侠ノリのがかなり残念だった、、笑

これが過渡期ってことなのかな?
お伝

お伝の感想・評価

3.0
角スコで米兵をボコボコにするシーンから始まって伴淳三郎との絆みたいのが生まれるところまでは期待した。
アルミ片を飲み込んだり、銃撃戦やダイナマイトあり、最初から最後まで安藤昇の執念深い暴力を描いてるのに、全く熱が上がらない。平熱。安部徹が列車の中でミカン食べてるシーンが印象的です(泣)。
山城新伍がビンを割って凶器にする動作が妙に手慣れた感じでリアルだったのを覚えている。
踏切での殺しは、数多くのやくざ映画の中でも出色の演出。
工藤栄一の集団抗争時代劇が大好き!で、「十一人の侍」と同年の作品。のっけからナレーション連発で映画としては、出来が思いやられる。クライマックスの道を挟んでの銃撃戦も引きの画でかなりの大味で面白いと思ったのかもしれない。やってみたらつまらなかった感じか。モノホンの安藤昇がいればなんとかなるみたいな作品。
t

tの感想・評価

3.5
時折見える構図への美意識と職人的な語り口がかなり良いが、クライマックスの銃撃戦~籠城がいまいち盛り上がらずあのロケーションならではの演出が欲しかった感ある(人を落下さすなど)。2度の襲撃シーン(線路越し、電車内)でのクールな処理が光っていた
白熱するべき銃撃戦を引きで撮るから迫力がない。山城新伍との出会いもそう撮られていて、全体的に空白の多い映画だが、安藤昇と『飢餓海峡』ばりの伴淳三郎による刑事役が作品を救っている。
突撃系の流れ星のキャラクターは最高に好きな部類だな。
そのキャラを半ば楽しんでる幹部集団も乙。