ラース・フォン・トリアーの長編3作目になる1991年の作品。ここまでがヨーロッパ三部作と呼ばれているらしいけど、いずれも荒廃したヨーロッパが描かれているという共通点があるのかな。
それから、いずれ…
映像表現が多種多様で今見てもビビッド。
モノクロの中にピンポイントカラーがあったり、謎の奥行きを感じる背景だったり、催眠術をかけてくるようなナレーションだったり。ジャケットにもなっている秒針の前を走…
着想の良さは認めるが、それだけでは映画は面白くならないんだなあと分かる。
審美主義と着想の良さはずば抜けているが、それだけでは映画の前に敗北するしかない。
会話がつまらないのだ。変わった撮り方をした…
ラース・フォン・トリアーの初期作品ということで少し身構えていたところがありましたが、楽しい楽しい映画体験になりました。
まるで観るものを弄ぶかのような映像・演出に終始翻弄されてしまいました。
一瞬の…
去年の特集上映の取りこぼしを拾って初見、白黒とカラーの使い分け、わざと雑にしている撮影や合成が雰囲気を出すのにめちゃくちゃ効果的だったし、大戦直後のドイツに来たアメリカ青年を主役にしたことで、ヨーロ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
メタ的なナレーション、部分的な着色など、なんか実験的なことをやっているのは察するのだが、それが面白さに結実しているとも思えず。
「鉄道映画とかスパイ映画に精通してる人なら楽しめるのかね、私はそういう…