【黒澤映画としては初のカラー映画】
黒澤明が木下惠介・市川崑・小林正樹と結成した「四騎の会」の第1作だそうです。
これにも市川崑監督が絡んでいるんですね。
公開当時は興行収入的には大コケしたらし…
黒澤明初のカラー作品。戦後のスラム街のような街で起こる様々な人間の日常。貧しいので全体的に汚く、基本的に男はカッコつけようとしてダサいし女は強く逞しい。何人かは平均的な感覚。いつのどんな時代でも根本…
>>続きを読むこの映画を見て感想を書くことがめちゃくちゃ難しい。
今までの黒澤映画にはなかった不思議な作品。
鑑賞中常に感じるのは圧倒的絶望感や無力感で、ただその中にほんの少しの希望を感じたりした。
言語化する…
黒澤明のカラー映画。冒頭で壁一面に電車の絵が描かれているシーンが色彩豊かで印象的。主人公がいなく、複数の登場人物のストーリーが交差することなく、同時進行で進む。どれも共通するのが、世間一般だと”不幸…
>>続きを読む豪邸を夢想する乞食の親子
知的障害?故に街を走る少年
夫を入れ替える
偽の毒薬で生を説く
妻を貶されてキレる顔面神経症の男
堀った穴をプールに例える演出
印象的だったもの
少年の背中から目の前…
かつ子と酒屋の配達屋さんの別れるシーンが切なかった。
「いつかまたね」と配達屋の青年が明るく言うんだけど、言い方が明るいから逆に「この青年とは永遠に会わないだろな」と予感させて。
二人から離れていく…
このオムニバス映画に出てくるおじいさんのエピソードが好き(*'▽')
「これは彫金に混ぜる薬でね…、飲めば苦しまず1時間ほどで死ねる劇薬でね…あんた本当に死にたいのならこの薬お飲みなさい」
サっと…
黒澤明の初カラー作品で四騎の会の初作品。
たんばさんの聖人っぷりやばいし、京太のクズっぷり半端ないし、かつ子はそういう環境で育ってしまったけれど岡部に出会えたことが救いで幸せになってほしいし、夫婦交…