「気味みたいなひとがいるのを戦争のせいで忘れていたよ」****
原題:The man between 1953 UK
戦争は都市と人を引き裂いた。『第三の男』では戦勝4か国に統治されたウィ…
デストラクション、コンストラクション。ロケーション良すぎる。戦争映画のような作業灯のライティングも良い。蔓延する疑念。化け物が人を呑み込むように、徐行する車のドアが開き女を誘拐するシーンが秀逸。まさ…
>>続きを読む[タツヤ発掘良品]にも認定された、もう一つの【第三の男】(姉妹品)とされる、キャロル・リード監督による、第二次大戦後のベルリンが舞台の【巻き込まれ型・ラブ・サスペンス】の秀作。
脚本は、【情婦】のハ…
この映画で監督のキャロル・リードは主役にJ.メイソンをもってきた。知っての通りJ.メイソンはどちらかと言えば悪役の顔であり、主役を張るような柄じゃない。ヒッチコックの北北西に進路を取れでは、見事な悪…
>>続きを読む『第三の男』の名匠キャロル・リード監督作品。
第三の男から四年後に公開されたこの作品は、リード監督の持ち味である『光と陰』の使い方は流石。
物語も捻りが効いているし、『無冠の帝王』ジェームズ・メイソ…
1952年作にして、あまりに生々しい戦争の傷跡を残すベルリンロケ。ベルリン封鎖が1948年、スターリンの死去が1953年、ベルリンの壁が1961年。導入部からいきなり不穏な感じが横溢。ライムライトの…
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