道中の点検に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『道中の点検』に投稿された感想・評価

Juzo
4.8

混沌、疑念、恐怖、そして誤解と矛盾に満ちた人間たちの姿。
ラザレフの過去は明かされず、彼がなぜ裏切ったのか、その動機は観客に委ねられる。
しかし、重要なのは「なぜ」ではなく、彼が「何をしたか」。行動…

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黒沢清は、「世界から空間と時間を切り取り、そしてその切り取られた画面から、その外側の世界の広がりを想起させる」機能こそが、映画の本質的な力であると語った(『黒沢清、21世紀の映画を語る』)。この語り…

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このレビューはネタバレを含みます

地獄というべき環境下で悲劇でありながら、メロドラマに絶対させないという意思を感じます。リアルな戦闘シーンと常と会話シーンとモノクロコダックフィルムが印象的でストーリーはわかりやすい良作だと思います。
さっ
5.0
予想よりも戦争アクション。ハリウッド的な置いてきぼりの機銃掃射。濃霧の中からドイツ軍が出てくるショットが怖い
4.7

〜戦争だもんね仕方ない〜

うぉ! 丁度いい!!

「ゲルマン監督〜?、どうせまた難しいんでしょ…」とか思ってたら、めっちゃバランスいいじゃん!
ゲルマン監督のいい所と、ドンパチする系戦争映画の良い…

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5.0
昔、渋谷の映画館で見て、偉く興奮したことはよく覚えてます。数年後、この監督が『神々のたそがれ』であることを知ったと時には偉く驚きました!

 独ソ戦を描いた作品。
後に「神々のたそがれ」や多くの戦争映画を製作するアレクセイゲルマン監督のデビュー作。

 ソ連映画だからタルコフスキーのイメージで静かな作品かと思いきや、物凄い銃撃戦だらけの…

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Gierck
4.5

アレクセイ・ゲルマン監督、L・コルガノフ撮影。
冒頭の銃越しの視線にあるように、カメラ=視線に、つぶやきを被せるショットが印象的である。
銃撃シーンでは、撃つもののなかなか当たらず、執拗に人を殺しに…

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ルネ
5.0

1971年製作。 アレクセイ・ゲルマン監督の長編デビュー作品。

原作は、監督の父である作家ユーリー・ゲルマンの小説「"祝新年"作戦」。検閲により上映禁止処分を受け、1986年までの15年間公開され…

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ПРОВЕРКА НА ДОРОГАХ
The Trial On The Road

一度は祖国ソビエトを裏切った男が、蔑まれながらも再びパルチザン活動に身を投じていく戦争ドラマ
主人公の引き裂かれ…

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