最愛の原節子・笠智衆・小津安二郎トリオ物のうちでもiPhoneに入れ肌身離さないほど好きだ。能とシンクロする紀子の父への想い…拗ねる娘に戸惑う父が可愛い。昔の東京弁も愛しい。監督から女優への究極の恋…
>>続きを読む原節子の誤魔化しのない声、こんなにも切実な告白を画面越しに目の当たりにすることはそうない。艶めかしくもあり、それでいて純粋。
乱れない構図と繋ぎが、切り取られた日常の断片をドラマとして、こんなにも面…
思っていた以上に官能的なんだな。周吉に対する紀子の執着が常軌を逸している、ファザコン以上に何かがある。それと同時に都会的な価値観と旧来の価値観の対立も所々に見られる。服装や髪型。そうすると、あの壺は…
>>続きを読む父親はいつもケロッとしてて言葉短く、余裕のある素振りというか、あまり深刻に考えていないようで、娘の視界に入っていないときは父親なりに苦悩してる様子が控えめに描かれているのが良かった。
特に、服部なん…
鎌倉に住む大学教授の父と、婚期を逃しかけている娘の親子愛を描く。「紀子三部作」の第一作。
原節子演じる紀子の父に対する愛情が狂気的。紀子の縁談と併せて父の再婚の話が持ち上がったときの狼狽、能の席で…