以前観た時は「お勉強」という感じで観ていたので(演出がどうの、カメラポジションがどうの)ディティールまで覚えてなかったのだが、全く違う印象を受けた。
まずつまらないところで言うと、原節子がガタイが…
池袋の新文芸坐にて。
原節子がいつにもまして色っぽくて、最高だった。
ストーリーも、台詞も、演技もいいし、画面が素晴らしい。
やや長く感じたものの、文句のつけどころがなかった。スクリーンで観て良かっ…
出てくるひとたちのまっすぐであったかい気持ちが、この作品の美しさだと思います!原節子が、やきもちやきます宣言するところ、すっごくかわいい!お父さんが京都の帰りに語りかけるところ、きっと娘を持つお父さ…
>>続きを読む父親が心配で嫁に行く気になれない行かず後家と飄々とした穏やかな父親、二人きりの家族ならではの切なさで胸がいっぱいになるけど、それよりも、ものすごい色香を放ちながらどこまでも高潔な存在の原節子さんが圧…
>>続きを読む紀子のお見合いの相手について紀子とアヤの会話。
紀子「叔母さんはゲーリー・クーパーに似てるって云うんだけど…」
アヤ「じゃ凄いじゃないの」
紀子「でも、あたしはうちにくる電気屋さんに似てると思うの…
『東京物語』に比べて、原節子の感情の起伏が激しい。それにより、原節子が笑顔になる時は、見ていてとても安心できた。
笠智衆の娘へ対する距離感はとても好感が持てた。娘を持つ父親は、一発殴らせろ、のような…
親の心子知らずとはよく言ったもので、子供が親のことを思い行動してるつもりでも、親はそれ以上に深く子供のことを考えているんですね。
笠さんが娘を説得するシーンは素晴らしい。あんなストレートに親から愛情…