『宿無し犬』
(1964昭和39年)
大映京都
「にいちゃん、この女のヒモか?」
「ヒモみたいな細いもんちゃうわい。ロープじゃ」
「ヤクザにはな吹いて飛ぶような奴と飛ばん奴がおる。俺は吹いても飛…
常に軽妙な大阪弁でまくしたて田宮二郎を堪能です。軽妙すぎて一匹狼なんですかね。女に弱く義理堅いガンマンなんですが、アクションシーンは少なめです。騙されて翻弄されて身一つで突撃するという、やくざ映画さ…
>>続きを読むラピュタ阿佐ヶ谷「犬」シリーズ特集で。
C調ガンマン・鴨井大介シリーズの第一作。
四国から神戸を舞台に、惚れた女を守る為、放火保険金詐欺で暗躍するやくざ組織を鴨井はんが叩き潰す時代劇っぽさもある人…
大映を語るとき、避けて通れないのが永田雅一と田宮二郎の因縁。だから純粋な映画作品というより、どうしてもアレコレ後世の視点が入ってしまう。まあ映画そのものは同時代あるあるテンプレ(つまり日活もどき)な…
>>続きを読む大阪出身の田宮二郎がマシンガンのように繰り出す大阪弁の台詞回しがチョー気持ちよくって、藤本義一の書いたダイアローグの言葉のチョイスの見事さにも感動した。刑事役の天知茂のすべてをコントロールしてるのに…
>>続きを読む流れもんの一匹狼、鴨井大介シリーズ。女に一目惚れした鴨井がヤクザ共をかき回す。白黒映画。
女に一目惚れし過ぎ。傍から見るとキチガイストーカーレベル。鴨井だからまぁ通用するかもしれんけど。鴨井もまだ…
1964年 モノクロ 91分。宿無しの一匹狼ヤクザ鴨井大介、神戸の組同士の争いに巻き込まれる。ただ鴨井は惚れた女を守りたくて動くだけで後はどうでもいい。関西弁も軽やかな鴨井役の田宮がなかなか良い。彼…
>>続きを読む女よりもコルトが好きだという鴨井大介(田宮二郎)は、母の墓参りため高松にへとやって来たが墓地はゴルフ場となっていた。頭にきた鴨井はゴルフ場の経営者 大輿組に殴りこみをかけようとする。この組とライバル…
>>続きを読む昔々、大井武蔵野館のレイトショーで観た「犬」シリーズは第何作だったか覚えていないが、ようやく第一作を観ることができた。田宮二郎、カッコいい。関西弁が気持ちいい。天知茂もシブい。江波杏子、下手だけど雰…
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