2025年 342作目
(配信 139作目)
直近まで作品の存在自体知らなかった作品。
フィクションだが多少実名も出てきている気がする。
マッカーサーの財宝を隠匿し、戦後の復興資金に当てる事を…
幽窓無暦日。
数々の戦争映画を見てきて、これこそ比べるものではないが、ポツダム宣言受諾がチラついてから玉音放送を迎えるまでの日本軍の苦闘は、注目されないながらになかなかつらいものがある。
段々と…
昭和20年8月10日、真柴少佐は軍の上層部より勅命を受ける。
マッカーサーから奪取した財宝900億円を誰にも知られずに隠匿せよと。
上層部は日本が敗戦すると判断、日本再生の資金を隠すことに決めたのだ…
学生時代に住んでた街の映画祭で観た。上映終了後に監督のトークショーがあった。質問コーナーでお客さん誰も手を挙げないから、自分が意を決して挙げた。「これは史実に基づいてるのか、完全なフィクションなのか…
>>続きを読むなんてテンポが悪く古い感じの映画なんだ…と思って観ていたけど、1番違和感のある設定の部分をクリアしてくれたので良かった。絶対に134分はいらなかった。
全部終わってから冒頭を見返したくなるような構造…
お国のため。それがなんだ。
誰のための戦争なんだ。たとえ勝ったとして、その先にあるものはなんだ?
身の丈の幸せで良いではないか。
子供にひもじい思いをさせ、親と離れさせ、学ぶことを奪い、労働を強いる…
壮絶なストーリー。
戦時下の国家優先、個人ゴミみたいな扱いに、多少脚色してるかもしれないが、異常さを感じた。
平和な時代しか知らない人間にとっては、かって、わずか80年前の日本とは思えない。
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