『淡々としたドラキュラ作品』
独特な空気感のドラキュラ作品でした。
静かで淡々としいて少々退屈かなと思える作品なんですが、とにかく作品の美しい街並や自然風景や不気味な空気感など雰囲気は抜群でした。…
美しく恐ろしい。
ざらついた画面の美しさ。細かいところを見せすぎず、かといって全体もぼんやりとさせながら、淡々と静かに滅びていく街と人々の描写に感動した。
ネズミやコウモリ、館や棺などのゴシックなア…
雇い主の申し入れによりトランシルヴァニアまでやって来た不動産業者の青年が、いわくつきのドラキュラ伯爵を町へと解き放ってしまう。1922年度のF・W・ムルナウ版をリメイクしている、サスペンス・ホラー。…
>>続きを読む割と最近ムルナウの方を見てて、ビデオ屋でヘルツォーク版を発見したので、、、。
思っていた以上に忠実に再現してる。変わってるところも色々あるけど、一番印象に残るのは前作よりも「ペスト」がドラキュラと共…
ペストの恐怖をドラキュラという存在に転嫁したということが分かり面白かった。ある種死という誰もが避けられない「確実なもの」こそ当時のヨーロッパの神であり、ドラキュラという神の摂理に逆らう存在はキリスト…
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