ベスとヤン、壮絶な数年間 愛の記録。
それは海のように深い信仰の証し。
これは一体、、と考え込んだり思考が止まったり。章(チャプター)ごとの音楽と背景に、我に帰る。
人間の愛のカタチ。当人意外に…
初見は約20年以上前の高校生の頃、ダンサー・イン・ザ・ダークをWOWOWで観てハマってトリアー作品をいろいろ漁って観たうちの一作。
当時は胸糞映画なんて言葉もなかったけど、胸糞映画として衝撃だった。…
とことん現実的な寓話を撮らせたらラース・フォン・トリアーほど上手い人はいない。章立てになっている構成といい、ゆらゆら揺れるカメラワークといい、どこかおかしい設定といい、すべてがどこか現実離れしている…
>>続きを読む信仰の愛。華々しく着飾れられた夢の式典を始まりとして、細々とした棘に塗れた輪郭がじわじわと浮かび上がってくる。幻想も祈りもやさしさのもとに回帰することなく、無残な現実がひたすら顕になりゆくのみ。息も…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
精神的に自立していないがゆえの幼さと落ち着きのなさが余計な説明なしで伝わる名演技
いわゆる依存だったり盲目な幼くも素敵なラブロマンスを見せつけられてからの行き過ぎた信仰的愛がかなり強烈だったと思う…
エミリーワトソンの演技力に震えた。
トリアー作品の中でもかなり分かりやすくて優しい作品というか、人の繋がりに優しさを感じる瞬間が多かった。別にクソ野郎はクソ野郎でいるけど。安易な胸糞に逃げずにドラマ…
仰心の厚いベスが夫のために選ぶ、過酷で痛ましい愛の形。ラース・フォン・トリアー初期の傑作で、手持ちカメラによる臨場感あふれる映像が胸に迫る。登場人物の感情が生々しく伝わり、観る者を深く引き込む力強さ…
>>続きを読むトリアーの無神論者っぷりとロマンチストっぷりが炸裂した残酷すぎる愛の寓話
とにかくエミリー・ワトソンの存在感、演技、表情諸々に引き込まれるばかりの3時間弱だった
撮り方はドキュメンタリー調だが終わり…