これは最もドキュメンタリーらしいドキュメンタリーなのではないかと思った。
声が聞き取れないことにその本質を見る、しかもそこに字幕が付いていないため喋っている言葉ではなく、人間の切羽詰まった表情にこそ…
シリーズ2作目。カラー。土色の大地と、その土地とともに生きる人々の色とが強烈に描き出されていた。後半、農民の寄り合いで、親戚のしがらみによって売り出されることになる土地を守るためには、血縁とは異なる…
>>続きを読む闘いにおいては、アイツは敵だ、アイツは味方だ、アイツは裏切り者だ、お前は裏切らないよな?と人間関係が単純化され殺伐としてくる。しかしそれでは問題の根本的解決からは遠ざかるばかりなのではないかと傍観す…
>>続きを読む『三里塚の夏』では撮影に大津幸四郎、田村正毅の二人の名がクレジットされるが、この映画は田村単独。
空港反対闘争からの脱落者が五月雨式に発生していく中での被写体、撮影者双方の進化と深化が際立つ作品。…
通称「三里塚の冬」。数少ないカラーフィルム。聞き取れない、というより、聞き取れないようにしている気もする、おかげで「「見ろ!」」と言わんばかりの画にひたすら見入ってしまう。帰ってきた青年との二人の対…
>>続きを読むオープニングのブルドーザーを追いやる農民の列の俯瞰、荒れ果てた農村を過ぎる砂塵、夕闇になびく簡素な旗
田村正毅の捉える風景がどうしよもなく映画である 荒く整然とされていない編集だからこそその画にはっ…
カラーになり稲穂が映える。
何年もかけた農地は土の色が違うらしい。
反対派が髪を引っ張るくだりは非常に怖い。暴力という形で表出してしまった怒りの沸点が示されるも、現代の観客はそこに何を見るか?
とは…
このレビューはネタバレを含みます
小川プロダクション三里塚シリーズ二作目、かつ同シリーズ初視聴。
成田空港建設に反対する農民の闘争をひたすら記録するドキュメンタリー。
勝手な思い込みで当初は、土着の人々の先祖代々の土地を守りたい意…