建築映画の傑作!航空機離着陸阻止のために建設される60.5mの鉄塔、乏しい設備でどのように離着陸を妨害できる高さまで鉄塔を建てられるか。人力で引き上げられる鉄骨の上昇を追うカメラのティルトアップ、ズ…
>>続きを読む初めの方ですでにゲリラ的に穴が掘られている。機動隊に武力(そう言うべきだろう)では歯が立たないのが明らかになってきた。
集会での発言がかなり自省的にぼそぼそしたものになっている。
一人語りの後ろで小…
穴から鉄塔への移行
タイトルイン
鉄塔7段目まで登るカメラとマイク
父親?の髪の毛を櫛でとかす少女
いつだってどこかで押し付けられている人がいて、押しつけによって成立していることを知らずに、あるいは…
シリーズで一番好きだ。
闘争に突っ込んで撮るようなことが無くなって、カメラが落ち着いたから見られるっていう体質的な好みもあるだろうけど。
鉄塔建設に協力した鳶職の人たちが出てくる後半が特に良かっ…
農民の立場から鳶職の立場へ。
飛行機の飛ぶ高さ(7段目)
それまで、下からみていた彼らは、共に鉄塔にのぼり撮影することにする。
外部者/内部者
当事者になりきれない者として
建てること=運動への…
前作の終盤に紹介された地下豪が機動隊らに制圧される場面を捉えた冒頭と反対同盟の会議の場面が終わると本来の主人公である農民たちは画面からほとんど姿を消し、以降は滑走路の飛行調査を妨害するための鉄塔建設…
>>続きを読む〈三里塚〉シリーズ第5作。
この次の『三里塚 辺田部落』が〈三里塚〉シリーズと〈牧野村〉モノの架け橋となるようなある種の集大成だとして、『鉄塔』はその直前、“闘争時代”の最期の映画ということになり…