【1958年キネマ旬報日本映画ベストテン 第8位】
野村芳太郎✕松本清張の第一弾。これまで軽いコメディが多かった野村監督が本領発揮した作品。
冒頭の列車乗り込みシーンが圧巻!ごった返す汽車で汗だく…
松本清張原作×橋本忍薬本×野村芳太郎監督による鉄板のシリーズではあるけれど、後年の作品ほどの凄みは本作にはなかった。夏のうだるような暑さの中、平凡な家庭の主婦の変化のない淡々とした毎日を、逃亡犯が接…
>>続きを読む平凡な主婦のもとに殺人犯が尋ねてくるかもしれないので、張り込みする話。
昔のクーラーもない夏、暑い中列車で寝転がっていたり、氷やスイカを食べて涼をとりながら過ごしている日本人が現代からするとおもしろ…
序盤からの張り込みシークエンスはもう少しタイトにまとめてほしかった。張り込み中の主人公らが不審がられる演出がやや邪魔くさい。
ある登場人物が見せる生き生きとした人間らしさと、それを剥奪される絶望を非…
冒頭の列車での移動シーンの長さにまず驚きました。1950年代って帰省時期じゃなくとも列車は普段からあんなに混んでいたんですか?
前半の遠くからでも心が「死んだ」状態であることが容易に窺える日常から、…