グリーナウェイの恐ろしく作り込まれた芸樹的な映像美、そして奇怪なのに目を離せないシュールなストーリーとキャラクター。
三世代にわたりシシーという名を持つ美女たちが夫を溺死させ、殺人の疑惑をかけられな…
流石ピーターグリーナウェイ。だらしない裸体さえも美しい。シーンの一つ一つを切り取りたくなる絵画みたいな映画_。3人のシシー(母、娘、孫)がそれぞれの夫を溺死させる話。最後まで"数に溺れて"て、非常に…
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音楽と色がポップさで彼女達あるいは彼女の感情のグロさがみたいなものが緩和されて見やすかった。ただ、自由と束縛それぞれが含有する狂喜や疑念、罪悪感みたいなものは直球で感じた。
途中からミッケ感覚で数字…
よくわからない+マンネリ化してきてる感じがする…死/星を数える、ゲーム化するなどカテゴライズさせる、客体化して論理的で冷静な視点で映される死から、その視点を持っている人間自体が死ぬという、パーソナル…
>>続きを読むシシーが分からなかったけどみんなシシーなのか…。シスターフッドみがある。
突拍子のない行為がアートディレクションの良さでマスキングされていて、でもストーリーは常に不穏でアンバランスな感じが愉快だった…
このレビューはネタバレを含みます
とにかく性器が写った時のモザイクがデカすぎて面白い。深夜番組みたいでモザイク映る度に笑ってしまった。
音楽や雰囲気は良かったが、ストーリー構成は単純。
女が男を溺死させて殺害する⇒検死官が偽装する⇒…
グリーナウェイ作品に意味を求めてはいけないのだけれど。絵画のように美しい映像美と、直視できないおじさまたちの裸や虫の描写、サイコパスな登場人物だち。『コックと泥棒〜』に描かれたような美と醜、エロスと…
>>続きを読む二度ある溺死は3度ある。
ピーター・グリーナウェイ監督作。
シシーという3人の女性(祖母、母、娘)に溺死させられる夫たち。
事件をなかったことにするため知り合いの検視官に頼むのだが、検視官はその3…