妻子のある身でありながら、遊女と深い仲となった男。その入れ込みようはとうに度を超え、その女と心中してしまおうかと考える程。だったのだが…
近松門左衛門の同名原作の映画化。油断して観ていたら篠田正浩の…
や、やべぇー!!
「終」が出た瞬間、感極まって思わず拍手しちゃいました…。
近松門左衛門が残した晩年の傑作文楽「心中天網島」
ちょうど先週、近松門左衛門を扱ったNHK木曜時代劇「ちかえもん」が最終…
現代日本語は文楽そのものの大阪弁に異化される。耳にそれは、美しい。
映画は映画として虚構であることに、文楽の方法論をもってして自覚的となる。そこでは、黒子の存在は運命であり全てを知っている神的存在…
増村保造の「曽根崎心中」が好みだったので、タイトルに釣られてホイホイ観てみた本作。なんと原作者が同じ方だった。無知。
やっぱり終始テンション高いんだけど、「曽根崎〜」よりデロデロ感は無くて、むしろ…
授業で大阪が舞台の映画を観てレポートを書きなさい、ということで観た作品。あとちょうど他の授業で心中天網島(文楽)をやっていたので。あらすじは大体分かって観たけど、演出が斬新で驚いた。おさんと小春両方…
>>続きを読む原作がしっかりしていることに今さら疑いはなし。
日本伝統の演劇演出を映画に持ち込み、様式美と激情を、見るものの心に贅沢に味あわせてくれる映画だった。
浄瑠璃。時代。男と女。金。大阪。
個人的には…