【所感】
本作は時代劇ではあるものの、通常の時代劇とは異なっており、徹底的に人工的かつ抽象的になっている。
分かりやすく言うと、視聴者に”これは演劇であり、作り物である”と自覚させるメタ演出がなされ…
このレビューはネタバレを含みます
原作者・近松門左衛門の「虚実皮膜論」をベースに、それもなるべく近松に忠実にやりたい篠田監督の目論見が一貫してあったおかげでここまで見事に結実したんだなと思う。治兵衛の女房おさんと、女郎の小春を岩下志…
>>続きを読むここ数年文楽を観に行けてない悲しさを埋めるために視聴。さらに、富岡多恵子に興味を持っていたので丁度良かった。てか、武満も脚本参加ってなに〜?
OP好き〜!面白い!!
映像は文楽開演前の舞台裏。かし…
人形浄瑠璃を俳優が演じ、浮世絵と筆字が部屋中を覆い尽くすセット美術の圧倒的な様式美。前衛的であらゆる実験性を駆使した篠田正浩監督の最高傑作であった。白塗りの岩下志麻の顔を露出を開け真っ白に飛ばす成島…
>>続きを読む3月に亡くなった篠田正浩監督の追悼も込めて鑑賞。ご冥福をお祈りいたします。
不倫と義理人情のお話。
人形浄瑠璃が元になっているらしいです。
監督の妻である岩下志麻さんが主演。
後から気づき驚いた…
『夜叉ヶ池』で篠田正浩監督のダイナミズムに引かれ、『国宝』からの流れで近松門左衛門の人形浄瑠璃が原作の作品を鑑賞。古典なのに実験的、黒子が地獄への案内人のように前面に現れる演出がおもしろい。背景や床…
>>続きを読む岩下志麻のヒロイン2役(笑) 三枚目役の中村吉右衛門(2代目)の面の良さ(笑)
低予算ゆえの策でもあるらしいが、クレジットに天井桟敷が出てくるのも、なるほどねな演出方法。単純に楽しいし、段々と舞台…
ああ面白いですねえ〜。
まず始まり方からしてメタもメタ。
松竹ヌーヴェルヴァーグ的なこういうノリ、どちらかというと嫌いなんですけど、今回はあんまやらしすぎない感じがして素直に楽しめた。長くないのも…
すごすぎ
心中モクでみたけどこれ演出モクだった
私がやりたい演出は大抵ATGがやってる
黒子:天井桟敷 演劇実験室←この時点で最高が確定
これもまた映画解体系映画なんですけど、アダプテーションが浄瑠…