すべてが狂ってるの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『すべてが狂ってる』に投稿された感想・評価

川地民夫がジャン・ポール・ベルモンドばりに勝手にしやがれな、清順ヌーヴェルバーグ。
太陽族世代と戦中世代の断絶を、アップと叩き切るような編集、トリッキーな移動撮影で流れるように見せる70分。1シーン…

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錆梨
4.3

「戦後」のレトリックが満載の脚本。ミソジニーをこじらせた馬鹿なマザコン主人公(その上歪んだ口元が気持ち悪い)が、最後に絶望して自殺するので、とてもうれしい!

それはそれとして、とんでもない長回しが…

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ozizoo
2.6
六十年代の若者の屈託、しょうもねえな〜!
1.5
感情移入できるキャラが誰もおらず、まったく楽しめなかった。ダニー飯田とパラダイス・キングの演奏シーンが見られたのは得した気分。
Evans
3.1

「善意が通じる場所がない」

不良グループの中に身を投じる青年の心の葛藤を描いた作品

自らの境遇を不幸だと思い、関係する全ての大人を嫌った青年が、見たくないものから目を逸らし、逃避にふけていった。…

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3.8

ビジネス的にキャッチーな宣伝として、日活が「女を漁れ!」という文言をポスターに使ったんだろうけど、そんな話ではないし『勝手にしやがれ』や他ヌーヴェルヴァーグへのオマージュ作品にそれをやる温度差、でも…

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鼻血
3.7
そこまで狂ってはない
fel
3.0

当時のビート族の事の事を冷ややかな目で見ていたのでしょうか、清順は
カメラワークすごいしホテルでイチャイチャしながらの男との対立の構造はめっちゃ良かったけど、いや、そうはならなんだろ。と色々ツッコミ…

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生も死もその境界も目にしてきた従軍経験者の清順が世代間の断絶をテーマに置くのは当然のことなのかもしれない。一見デタラメのようだが、的確に主題提示が成されているオープニングの戦争フィルム。大人たちの戦…

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