川地民夫がジャン・ポール・ベルモンドばりに勝手にしやがれな、清順ヌーヴェルバーグ。
太陽族世代と戦中世代の断絶を、アップと叩き切るような編集、トリッキーな移動撮影で流れるように見せる70分。1シーン…
60年代の青春群像劇ではあるが、清順監督らしいお洒落さもちらほら。
単に物分かりの悪いマザコンが拗ねてるだけって話なんだけど、川地民夫さんのお母さんの恋人の芦田伸介がまー色々と可哀想。
騙されて…
「戦後」のレトリックが満載の脚本。ミソジニーをこじらせた馬鹿なマザコン主人公(その上歪んだ口元が気持ち悪い)が、最後に絶望して自殺するので、とてもうれしい!
それはそれとして、とんでもない長回しが…
「善意が通じる場所がない」
不良グループの中に身を投じる青年の心の葛藤を描いた作品
自らの境遇を不幸だと思い、関係する全ての大人を嫌った青年が、見たくないものから目を逸らし、逃避にふけていった。…
ビジネス的にキャッチーな宣伝として、日活が「女を漁れ!」という文言をポスターに使ったんだろうけど、そんな話ではないし『勝手にしやがれ』や他ヌーヴェルヴァーグへのオマージュ作品にそれをやる温度差、でも…
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