Queen Victoria 至上の恋の作品情報・感想・評価

「Queen Victoria 至上の恋」に投稿された感想・評価

sasha2022

sasha2022の感想・評価

3.8
喪は決して明けない。。これを恋の物語とは簡単に呼べないし、邦題はこの重厚な物語を語るには軽すぎる。。「ヴィクトリア女王 最期の秘密」と完璧な補完関係の作品!若くして最愛の夫を亡くした孤高のヴィクトリア女王と、彼女を追悼から連れ出す使用人ブラウンの特別な絆に関する慈悲深い物語。ジュディデンチのオスカー演技にも関わらずとてもUnderratedな作品。公務復帰を拒否する女王と王室内で次第に存在感を強めるブラウン。陛下の不在に懐疑的になる民主と彼らの怪しい関係に不満を持ち外へ押し出そうとする政治的圧力。上品な音楽とエンディングがめっちゃすき。
diesixx

diesixxの感想・評価

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BBC制作のTVムービーをミラマックスが配給し、大儲けした歴史ドラマ。19世紀後半、夫に先立たれ長期間引きこもっているヴィクトリア女王と亡き夫に信頼された従僕のジョン・ブラウンの不思議な絆を描く。原題のMrs.Brownは、2人のあまりに親密な関係を邪推した下世話なスラングだが、2人の関係を「恋」と表現する邦題のセンスにも同じような下世話さを感じる。
大英帝国の黄金期を築いたビクトリア女王が最愛の夫、アルバートを42歳で亡くした後のストーリー。あっらー、視聴者数、めっちゃ少ないのね!

自他ともに認めるおしどり夫婦だったビクトリアとアルバート。
その死を大いに嘆き悲しんだ女王は、ロンドン以外の居城で過ごすようになるが、数年たっても常に喪服で過ごし、家族にも自分と同じ城にとどまることを命じる。黒い服ばかりが集う食事シーンが最初にあるのだが、女王が食べ始めるまでは食事を開始できず、かつ、女王が食べ終わる=食事の終わり、というルールがあるため、みんな黙々と会話もなくハイスピードで食事を行う。怖いわ~、このテーブル!

引きこもりは体に悪いだろう、ということで、スコットランドのバルモラル城でアルバートの馬丁であったブラウンを呼び寄せ、女王に乗馬や野外でのアクティビティを進言する周囲。
渋々従うビクトリアだが、ブラウンの飾らない人柄と誠実さに次第に惹かれるようになり、彼を重用し始める。
次第にその関係は周囲の噂となり、世間でも、女王のことを「ミセス・ブラウン」などとからかう風潮が現れるが・・・

当時のイギリス国会の勢力争いや女王の政治介入というのがちょっとわかりづらかったけれども、全体としてはブラウンとブラウンによって癒されていく女王、という、文章にしてしまえばなんてことはないストーリーでした。
でも、やっぱりジュディ・デンチがいいねー。そりゃー大英帝国トップで何十年も君臨してきたんだもの、言う事やることすべてがエラソー、いやいや威厳たっぷり。夫を亡くした悲しみも、誰ともシェアできずにガチガチに殻を被って生きているというのがよくわかる。周りは腫れ物を扱うようにしか接しないしさー。
なもんで、ブラウンとあって寂しさが和らぎつつある自分の心境(「亡くした人間のことを前より思わなくなるのは罪ではないか」的な戸惑い)を神父(司祭?)に女王が告白するシーンが良かったです。
かわいい・・・デンチ・・・。
結局、ブラウンにも先立たれてしまうビクトリア女王ですが、それもそのはず、81歳まで生きたんだもんなー。周りのほうが短命だって。

全体に地味な上にブラウンのスコットランド訛りがすごくて字幕必須ですが、なかなか渋く、でも女王のことを単純に、「あー幸せになって欲しいなあ」と応援したくなる映画でした。
んの

んのの感想・評価

4.0
過去鑑賞
お年を召した女優だのに恋物語に沢山
お目にかかるが~😂
矢張り可愛さとか演技巧さに拠るのかな~好きな役者さんの一人だ
『恋に落ちたシェイクスピア』の前年にジョン・マッデンが監督した歴史物。タイトルからしてコテラブものかと思いきや、政治に翻弄されたハイランダーMr.ブラウンの純愛もの。キャラクター作りが泣かせる。ジュディ・デンチも最高。『ボディガード』+『シークレットサービス』。マッデン只者じゃない!
ジュディ・デンチさんはいつも存在感あります。エリザベス女王の恋愛を描いた話。

私は、ジェラルド・バトラーを見たくてみました。ちょい役ですが、細くて、若くて、新鮮なジェリーを見られるという意味で貴重です。
深夜にやってたの、なにげに観てたら予想外にハマったのだけど、予想以上に知名度の低さにビックリさー…DVD化されてないしさー!!!してよー!!
夫の喪に服すヴィクトリア女王と馬丁の男との交流を描いている。消沈していた女王が笑顔をみせるようになる雰囲気がいい感じ。しかし、ふたりが親しむほどに周囲に疎んじられ、不信や嫌気に苛まされるさまは切なくてやるせない。

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