世界は狂っている。だが誰もそれに驚かない。
ロイ・アンダーソンの特徴は、静的なワンシーン=ワンカットの絵画的構図と、セリフの不在や奇妙な間にある。
本作では、まるでエドワード・ホッパーの絵画にベケ…
たけしの最新作を見て「ちょっとロイアンダーソンっぽいな」と思ったのだが、このクラシックを見ても「たけしがやりそうだな」と思ってしまった。
資本主義とキリスト教への批判むき出しな世界観と作風は完成して…
台詞が良い。
画が良い。
間が良い。
音楽も良い。
慈しむべきは座らせる人。
深そう。
タイトルの原題の直訳は、「2階からの歌」
ペルーの詩人、サセルバジェホの詩
「二つの星の間でつまづいて」…
本来の用途からは外れがちな笑いにおける「シュールさ」という概念をシュルレアリスムの側から捉え直した良作でした。
形式としてはとても厳格に単一のカメラポジションからのワンシーン・ワンカットを徹底してい…
自分的ロイアンダーソン3作目。
すごく良かった。
「ホモサピエンスの涙」も「さよなら、人類」ももちろん絵画的だなぁと思ったけど、この作品は特に、絵画的を超えてもはや現代の絵画だと思うシーンが何個も…
このレビューはネタバレを含みます
いい人はちゃんと話を聴いて受け入れてくれるけど、その分ちゃんと病んでいる。
それでもみんなを慈しんでいるんだ。
素直を捉えるととてもシンプルで分かりやすいメッセージ、そして原文の詩をそのまま映像詩…
ロイ様のとても素晴らしい映像を浴びさせていただき、至極恐悦極楽悦楽でございました。
こんな映像を作る発想力、そして驚異の映像の数々。
こんな絵を撮影するだけで、どれだけ大変だったか想像するに耐えられ…