スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー/純愛日記の作品情報・感想・評価

スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー/純愛日記1970年製作の映画)

EN KARLEKSHISTORIA

製作国:

上映時間:98分

ジャンル:

3.4

「スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー/純愛日記」に投稿された感想・評価

arch

archの感想・評価

3.6
ロイアンダーソンと言えば「パンショット」とどこか無機質な美的センスの美術なのだが、こよ初長編作品ではそのどちらも見られない。
躍動感と甘酸っぱさのある最高にフレッシュな恋愛劇になっている。象徴的なのはブドウを噛じるワンカットだろう。

だが明らかにそのジャンルの作品と違うのは恋愛物語にダメな大人達の物語が並走している点だろう。
こういったジャンルは2人だけの世界にフォーカスすることで、恋愛の結末が彼らの人生の結末であるかのような言わば狭い世界を大きく見せる構造でできている。対して本作は大人の世界の中で背伸びした少年少女達が戯れる構造になっていて、二人の恋愛の結末はこの物語の結末とイコールではないのだ。それはラストの釈然としない終わりからも汲み取れることで、疲れた表情で歩く大人一行と「釣りでもしてたのかな」と呟きながら遠くから眺める二人。子供にとってその恋愛のくっついたり離れたりは大事だが、そんなのは世界や人生にとってちっぽけなことなのだと相対的に、だが大人を正しいともせずに描いている。
sugi

sugiの感想・評価

3.6
甘酸っぱラブストーリーの皮を被ったロイアンダーソン。

終盤、主人公カップルそっちのけで中年男性の狂気を20分位垂れ流すのほんと好き
tetsu

tetsuの感想・評価

3.7
ロイ・アンダーソン監督に興味があり、最新作の公開に合わせて、鑑賞。


[あらすじ]

少年少女の恋と、彼らを取り巻く大人たち。
不思議な後味を残す青春ラブストーリー。


[概要]

ロイ・アンダーソン監督の長編デビュー作。
初公開時は『純愛日記』というタイトルで、20分の短縮版が『小さな恋のメロディ』と同時上映。
2008年の『愛おしき隣人』公開に合わせ、完全版の『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』が公開された。
なにげに、『ベニスに死す』の美少年・ビョルン・アンドレセンさんのデビュー作でもある。


[感想]

いまや「固定カメラ」と「白塗り役者」のイメージが強いロイ・アンダーソン監督が、そのどちらも使わずに制作した青春ラブストーリー。

それゆえ、後の作品を観たうえで鑑賞すると、シンプルな劇映画として完成された内容に驚く。

しかし、序盤こそ、マセた中学生たちの甘酸っぱい恋愛ものを描いておきながら、次第に群像劇のような展開になり、惨めでおかしな大人たちが登場する内容には、監督の一貫した作家性を感じた。

冒頭におけるタイトルの出し方やラストカットの間が独特で、「人生の悲哀」や「ろくでなしで溢れた世界」を語る大人たちの存在が、いかにも、監督の原点と言える一作だった。
ichita

ichitaの感想・評価

3.7
淡い、淡くもないか。甘い、甘いティーンエイジャーの恋のお話し。
ヒロイン、アニカが超絶かわいい。ペールは、うん、まぁ巻毛はかわいい。

ところが!ロイ・アンダーソン味がじわじわと出てくるんですね。そういえば冒頭から嘆くお爺ちゃん出てたな。とにかく大人はみんなブツクサと嘆いてる。
アニカの両親の情緒がヤバい。特に父親。終盤この父親が騒動を起こし、絶妙に微妙な気持ちにさせるラストが待ってます。

シュール過ぎないロイ・アンダーソン初期作品はやはりロイ・アンダーソンでもありましたね。
Shammy

Shammyの感想・評価

4.5
スウェーディッシュラブストーリーの廃盤DVDを手に入れたので、12年振りに鑑賞🎥

若き初恋の瑞々しさ、当時のスウェーデンの情勢をシニカルに描いた名作。

アニカは全カット可愛いし、仲直りの場面はほんま名シーンや…😭

ラストは見返してもやっぱり
ええー!!!!と声が出そうになる程、驚愕。
ruk

rukの感想・評価

-
ロイアンダーソンって初期はこんな感じだったのか!ちょっと衝撃的
いつから今のような作風になったのんだろう?
俄然今のほうが好きなのでこちらはイマイチでした
Ibuki

Ibukiの感想・評価

3.0
もっとラブストーリーパート少なくしてシュールなブラックコメディに振り切ってくれた方が好みやったかも笑

でも50年前の映画とは思われへんぐらい映像綺麗やしアニカかわいすぎ
akubi

akubiの感想・評価

5.0
調子外れの不協和音。いつまでも晴れない靄のなか。
安らぐのなんて一瞬で、いつもどこかでまた犬が絶望的に吠えているし、耳障りな笛の音も暴力的に邪魔をするし、いつだって人混みを掻き分けて進めない。

完璧な 大人 になれると信じる純粋無垢で無敵の少年少女たちは新しい世界の香りを嗅ぎわけ、それでもきちんと恋におちて、ずぶ濡れた大人の孤独をまだ知らずにいる。

歳を重ねた永遠の子どもたちは、退屈な日々をただ涙で洗いながし、マウントを取り合って嘲笑する。それが極上の楽しみであるみたいに。

お金で幸せが買えるとおもっている君は、きっと幸せになんてなれないよ。

綺麗な茜に染まりゆく空と金木犀の薫りに包まれながら、もう戻ることのできないぴかぴかの過去を想って咲い、なにもかもが愛おしくなった。

あー可笑しかった。さいこう。
Cem

Cemの感想・評価

5.0
バイク、タバコ、音楽とオシャレで古臭さがなく70年代の作品だとは思えなかった。お互い意識してるのに話しかけれないっていう前半は特に好み!でも後半も負けじと面白い
ピリピリムードのザリガニパーティーとクレイジーな親父には笑う
キラキラした若いカップルと、どんよりとしたやるせない大人たちの虚脱感が最高に良い
富井

富井の感想・評価

-
おもしろ!
ペールがバイクで一度去って戻ってくるシーンや、ラストの緊迫感あるシーンでの決定的瞬間までのタメが良かった
外から見れば日常って面白い事だらけ
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