ブリューゲルの動く絵の作品情報・感想・評価

「ブリューゲルの動く絵」に投稿された感想・評価

地形の高低差、配置の遠近感を撮った映画だった。

濃い明暗のかけかたも魅力。

が、それらの面白みに比べると
役者の動きの作り方が見劣りしてた。

画の高速消化が良さな筈だが、
刑のカットは随分しつこく、鬱陶しかった。

この手の映画としては珍しく
色作りがベトベトしている。
デジタルカメラの特色を活かそうとしたのだろうか。
arch

archの感想・評価

2.5
「ゴルゴダの丘への行進」を動かし、新たな芸術体験に挑んだ作品。
絵に音と動きを与え、台詞は作者のブリューゲルのみで絵について語らせるという構成は中々に面白かった。
しかしながら、CGの違和感と演者の下手な演技がどうしても没入感の阻害になっており、この試みは失敗といえるだろう。
アニメーションやCGを全く使わないなどの手法で徹底すれば絵に命を与えるという未だかつて無いイマジネーションに富んだ作品になったかもしれない。
最後ウィーンの美術館に引いていくのは素晴らしい采配
Chisa

Chisaの感想・評価

2.9
暴力的だったり流血表現があるので、絵画的かつ穏やかなものを求めて見てしまうとダメージ大きい。絵は知ってたけど細かいとこをよくよく見てから行けば良かったのかも…。内容が悪いわけではないです。映像表現は面白く好きでした。
insomnia

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3.9
絵画、というより絵本のようでした。
とても可愛い人形たちのよう。
それを観客として見下ろしている残酷感。
一人一人にストーリーがあり、小さな世界で動いている。
暗い話なのに重苦しくないのは絵を完成する為に創った世界に見えるからかもしれません。
一枚の絵からこんな話を考えるなんて面白い監督だなあ
ルドガー・ハウアー追悼。

本当に絵画の中の世界を表現した映像美でありながら、人物が一斉に静止する画面が一番印象に残るってのが面白い。

全体が緩慢としているから多少眠くもなるけど、構図的に絵画らしいまさき芸術映画って趣があったから自分の好みの作品ではあった。
ブリューゲル好きにはたまりません。「十字架を担うキリスト」をよくぞここまで細かく見て、ストーリーをつけてくれたなぁ!オタクだなぁ!鳥肌ものです。ブリューゲルの主人公を立てることなく、大衆を一人一人重要な人物として描く姿勢が好きです。ブリューゲルを好きでない、よく知らない人にとっては良さは伝わらないとは思います(。-_-。)
ザン

ザンの感想・評価

2.8
絵画的映像の不思議な感じや、一枚の絵画の解説としてはストーリー仕立てで興味深いが、ストーリーの起伏に乏しいので内容を追う作品としては見るのに辛かった。
natsuco

natsucoの感想・評価

2.8
すごく綺麗で動くし不思議な感覚。時代背景が暗い。
人を沢山描く画家なら、デュフィが見たいと思った。
ブリューゲルの絵が画面の中で動いている、という邦題通りの作品でした。
ブリューゲルのちょっと暗くてどこか不気味な世界は実写になっても変わらず惹きつけられます。
絵の中の世界をドラマにして動かす、って楽しいですね。
ルノワールのムーラン・ド・ラ・ギャレットとかでやっても楽しそう。めっちゃ明るいけど。
猛烈に感動している。最高。あの世界にずっと浸っていたい。ルドガー・ハウアー、中世の絵描き役が似合いすぎ。シャーロット・ランプリングはまだ脱げる(かも)。これを安野光雅さんの『旅の絵本』のどこか1ページでやってほしい。
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