2019-01-10記。
『浮草物語』のセルフリメイク。
リメイク元は無声映画でモノクロだったから、スコア0.5マイナスあるいはそれ以上のハンデがあった。客観的な評価をするには仕方ない。
この作品は…
京マチ子とタバコ。
小津安二郎において重要なのは人物に正対するカメラによって「見えすぎる」ものが「見えなくなる」こと、だと思う。例えば『東京物語』なら最後に顔を背けて啜り泣く原節子とか、本作なら告白…
小津安二郎監督の「浮草物語」のセルフリメイク作品。1959年公開。旅芝居の公演のために志摩へ来た嵐駒十郎(演:中村鴈治郎)の一座たち。実はこの街には駒十郎とここで飯屋を営むお芳(演:杉村春子)との子…
>>続きを読む画面の端々、カットが変わる度にその匂いがするようだった
汗ばむ季節 赤い鶏頭の花 遠くで聞こえる祭囃子 燻る煙 焼けた腕と白いゆびさき、逆光の顔 落ちる林檎 音のないシーンほどうつくしい
夏って大嫌…