YouTubeにアップされてたので観はじめたら最後まで観てしまいました。
何年ぶりの鑑賞だろう…
この作品 3分の2過ぎた辺りから音楽含め急にエモーショナルになってラストまで行きますが、要は夫婦など…
Blu-rayを買って10年ぶりくらいに再見。
物の撮り方、素材の繋ぎ方、時間の切り取り方の全てが上質で、改めて心に留め置いておきたいと思った。
彩度の低い画面が続いた後ラストの鮮やかな晴れ間へ移…
このレビューはネタバレを含みます
何より久石譲の音楽が素晴らしい。
音楽でノスタルジックな気持ちになり、平成初期の街並みも相まって良い。
夫婦のセリフの少なさ、妻に至っては最後のセリフのみ。
決して多くは語らない。
寧ろいらない…
花火のうち上がる音と銃声が被って
静寂の中で切なく響く…
血飛沫すら花火のように見えてくる。
随所に散りばめられた生と死の対比が見事。
この間高円寺で一緒に飲んだおじさんが
作中にでていてびっくり…
台詞の数も少ないし、引き算の美学を感じる。
西はニヒルで厭世的な雰囲気を纏うし、かなり疲れている。
『ソナチネ』よりも実直に愛を映している。
ラストシーンがあまりにも美しく、生身の人間を見る。それ…