獣人の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『獣人』に投稿された感想・評価

gena
3.9

エミール・ゾラ原作。ルノワール監督。ゾラの考える前提は現代では肯定できない部分があり、人間誰しも獣性を持っていると解釈して鑑賞。

自分自身で獣性を認識してしまった哀しい男がいた。

ジャン・ギャバ…

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強い衝動に駆られて自分を抑えられない。
それって自分の人生のようで、何かに操られてしまうことと同じ。
苦悩しかないですね。
同じものを2回見せてスリルを予感させる。恋愛におけるスリルを殺人衝動という、スリルそのものみたいな材料で作っている。面白い
94
-
面白そうと思ったけどハマれず。
最後うおー!と思ったけど、「トニ」観てたからトニのが好きだなあ。
38
3.2
機関車は制御できても本能は制御できない。細かいストーリーは忘れそうな気がするけど、放心状態で線路を歩くジャックの画は記憶に残りそうな予感。
S
4.0

人間の理性がいかに脆く、暴力的な衝動の圧力にさらされているか。「好き」「大好き」「ぶっ殺す」が情動のグラデーションではなく連続する一つの線上に並び立つのがヤバい。同値であるがゆえに愛と憎しみは容易に…

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3.8

男が両方とも問題を抱えており、ラング版のグレン・フォードに当たる人物(ヒーロー)の不在が際立つ。突発的な衝動が存在そのものをサスペンスへ仕立て上げる構造。
特にジャン・ギャバンのそれは原罪的なもので…

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3.6

ジャンギャバン目当て。犯罪ドラマで機関車が全編をとうして見れる作品。殺人の発作がある機関士のギャバンこの時期まだ腹が出ていない?監督ジャンルノワール、シモーヌシモン出演を綺麗に撮ってます。日本公開は…

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フランスの巨匠ジャン・ルノワール監督のサスペンス。
設定だけで観たくなっちゃうキャッチーさ。
殺人シーンのリアルさと男を惑わすファムファタールなヒロインが印象的。
1938年製作とは思えぬ美しい構図…

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雨降りの夜、小屋で逢瀬した互いのレインコートに反射した光が抱き合うことで一つになるところから、殺された女を見て泣く男の手元にぶら下がった時計に反射した光へ。ぶらぶらぶらと。

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