獣人の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 3ページ目

『獣人』に投稿された感想・評価

身ひとつで線路の暗闇を進むジャン・ギャバン、混乱したまま死に向かう人間の姿そのものでたまらない。
冒頭のテロップはいかにも原作ものっぽい野暮ったさが感じられるし、列車のシークエンスは明らかに長すぎる…

>>続きを読む

代々発作に悩まされ殺人衝動に駆られる機関士のジャックが人妻のセヴリーヌに恋をしていくサスペンス映画
劇中ではジャックの異様性が強調されて描かれるのかと思えばそうではなくセヴリーヌの夫であり計画殺人の…

>>続きを読む
マヒロ

マヒロの感想・評価

3.5

機関士であるジャック(ジャン・ギャバン)は、発作的に暴力を振るってしまう奇妙な衝動を抱えており恋人との結婚も諦めた過去があった。ある日、彼が乗り合わせた列車内で痴情のもつれによる殺人事件が起こり、犯…

>>続きを読む
おけい

おけいの感想・評価

3.6

だいぶ前に寝落ちしてしまい、続きを観るのをすっかり忘れてた作品。

主人公が魅力的な女(ファムファタール)により、抗うことができない犯罪に巻き込まれていき、結局は自らも破綻してしまう…。1938年、…

>>続きを読む

エミール・ゾラの同名小説をジャン・ルノワール監督が映画化した作品です。ジャン・ギャバン演じる主人公のジャックは遺伝的に女性を殺害したくなる病を抱えていました。官能的な気分が過剰になると発作が起こるよ…

>>続きを読む
おもしろかった。どのシーンも結構よかった。性欲とか嫉妬とかいろんなん含めて獣だ。ラスト切ないけどそれもよかった。獣だな。
映画的な表現が素晴らしい。救いのないエンディングは、ゾラのリアリズムそのものだろう。
汽車→小舟に乗る女→輩を川に突き落とす→男から逃げて丘に登る→キス、首絞め→汽車 この一連の流れ美しすぎる。

冒頭から汽車の走行音が緊張感をあおる。
各登場人物が与える印象は一定せず、宙吊りのまま進んでいく。
例えば、駅長は理不尽に屈しない妻思いの夫から嫉妬深い殺人者となり、その妻は虐待を受けてきた過去をか…

>>続きを読む
Ryo

Ryoの感想・評価

2.6
男はみんな獣だというメッセージ性。
性欲をどの方向に向けるのかの違い。
この時代から変わらないものもあるんだなぁ。。。
ギャバンの目の鋭さは本当にかっこよかった。

あなたにおすすめの記事