身ひとつで線路の暗闇を進むジャン・ギャバン、混乱したまま死に向かう人間の姿そのものでたまらない。
冒頭のテロップはいかにも原作ものっぽい野暮ったさが感じられるし、列車のシークエンスは明らかに長すぎる…
代々発作に悩まされ殺人衝動に駆られる機関士のジャックが人妻のセヴリーヌに恋をしていくサスペンス映画
劇中ではジャックの異様性が強調されて描かれるのかと思えばそうではなくセヴリーヌの夫であり計画殺人の…
機関士であるジャック(ジャン・ギャバン)は、発作的に暴力を振るってしまう奇妙な衝動を抱えており恋人との結婚も諦めた過去があった。ある日、彼が乗り合わせた列車内で痴情のもつれによる殺人事件が起こり、犯…
>>続きを読むだいぶ前に寝落ちしてしまい、続きを観るのをすっかり忘れてた作品。
主人公が魅力的な女(ファムファタール)により、抗うことができない犯罪に巻き込まれていき、結局は自らも破綻してしまう…。1938年、…
エミール・ゾラの同名小説をジャン・ルノワール監督が映画化した作品です。ジャン・ギャバン演じる主人公のジャックは遺伝的に女性を殺害したくなる病を抱えていました。官能的な気分が過剰になると発作が起こるよ…
>>続きを読む冒頭から汽車の走行音が緊張感をあおる。
各登場人物が与える印象は一定せず、宙吊りのまま進んでいく。
例えば、駅長は理不尽に屈しない妻思いの夫から嫉妬深い殺人者となり、その妻は虐待を受けてきた過去をか…