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歓喜でも悲しいでもない、最後に静かな涙が出た。なんというか、沁みた。
ヴィースラーが芸術(ソナタ)で心を動かされたようにどの時代でも、どんな環境・状況に置かれていても、心が動かされてしまうって人間…
ドイツ語の授業で視聴。
常に冷酷で、与えられた任務は確実に実行する東独のお役人ヴィースラー。
彼はラストで初めて「他人の人生」から「自分の人生」へと帰ってくる。
たったひとつの否定で、彼は国…
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傑作でした。
監視国家に忠誠心を抱いていた1人の男。彼の心が、音楽や人の愛に触れることでいかに変化していくのかが描かれる。どんなに自由を縛られた状態でも、人の心が死ぬことはないし、愛や優しさはふとし…
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総評: 変に泣かせにきたりしないし、過剰なドラマ演出もない、とにかく品の良い名作!
興味深いし、琴線にも触れた。
主役が一番口数が少なくて、表情にも乏しいというところが、特に印象的。彼の取る行動…
東ドイツのシュタージ諜報員のお話。劇作家の男と女優の盗聴を始めるが、次第に彼らに感化されていく…。無表情でロボットのような主人公が、表情は変えぬまま、人間らしい優しさに目覚めていくさまがドラマチック…
>>続きを読む© Wiedemann & Berg Filmproduktion