まごころの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『まごころ』に投稿された感想・評価

成瀬巳喜男監督のタイトル通りのまごころ籠った愛情物語の小品だが稀に見る傑作。和製テンプルちゃんの悦ちゃんと加藤照子の小学6年生の爽やかな友情と、悦ちゃん家族の父高田稔、母村瀬幸子と、加藤の家族の母入…

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一編の名作が時勢のために台無しになってしまった典型のようだ。本来ラストシーンは悦ちゃんの信子が足を引きずりながら人形を返しに行く後ろ姿で終わらなければならない。成瀬もそのつもりで撮っているように見え…

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Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0
〖1930年代映画:小説実写映画化:人間ドラマ:東宝:日本映画傑作全集〗
1939年製作で、石坂洋次郎の小説を実写映画化の人間ドラマらしい⁉️

2023年2,534本目
草むしり

偉大な監督はベンチをフル活用する。
父親への憧憬。親友を思う気持ち。大人同士がギクシャクする中、依然として2人の少女の純粋さは活発に発露し続ける。戦争。うちわ。耳。
道徳学習みたいな要素もあるけど子供のあどけなさ・心根の優しさの描き方が快い。この頃は戦争観がまだ相対的に明るいなあ。

小学6年生の女の子と友人の女の子の優しいお話。

人を傷つけないことの大切さをこの歳で理解出来ること、人を思いやることも。
素晴らしいこと。

父が徴兵され、家族で喜ぶ姿はぞっとした。
それもまた、…

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石坂洋次郎原作、成瀬巳喜男脚本・監督。

1939年、昭和14年公開作品。

対照的な二人の少女の心の揺れ動きが、丁寧に描かれている。
子どもは、大人が思っているよりずっと、純真で、大人で、いろいろ…

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激烈百合映画。大人から子供への説教シーンがキショくて良い。親に自分の体重を預けるということ。移動シーンなんて全部省略できるといえぱできるのに、執拗に反復してるのがすごい。ダイアローグを撮る時に人物を…

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おんぶ。



おんぶして帰るとこの反復とショットの連続がやばすぎる。あそこで終わって良い。
成瀬のショットへの執着のなさが、沢山のショットの連鎖を生んでる。
先生に成績が落ちた理由を聞いてる時のワ…

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親同士の、恋愛のいざこざに翻弄されながらも友情を確認するシスターフッド映画。フランス人形を抱え、出征を見送るシーン。大傑作。

召集令状をもらった男に「おめでとう」と言うのはなんかびっくり。
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