状況設定まで早いし、主人公の葛藤もよく伝わる。大きな物語の起伏はぱっと見無さそうなのに、最後まで引っ張る力もあった。
三船の感情が噴き出す際の台詞回しが仰々しく思うのは時代かな。
90分と短く重たい…
黒澤明監督の観る
軍医として従事する藤崎。手
術した患者が隠していたこと
知る。終戦後医師として働く
彼は婚約者と別れていた
脚本 谷口千吉/黒澤明 原作 菊田一夫
久しぶりまた観る
黒澤初の…
これは誰がどう考えても千石規子を見る作品なわけですが、私のなかの彼女は「江戸を斬る」(1977)で主役西郷輝彦のおばばさま役(当時彼女55歳俺小学生)だったイメージ、つまりクロサワ諸作におけるヤサグ…
>>続きを読むこれも傑作だった。
まだ片手で足りる程しか観ていない黒澤作品だけど、シリアスで重厚で無駄のない演出に時折入れてくるユーモアのセンスがとても良い。
感情を抑えた静かな演技の三船敏郎演じる医師が、ついに…
モノクロ映画時代の光の使い方はカラー映画みたいな便利さが出て来た時代より几帳面だという知見を得た上で見たら、序盤のコントラストの付け方がすごく刺激的で良い幕開けだった。
野戦というダークなイメージに…