八月の狂詩曲(ラプソディー)の作品情報・感想・評価・動画配信

『八月の狂詩曲(ラプソディー)』に投稿された感想・評価

今年のカンヌは、本作をイメージしたポスターだった。核の脅威が高まりを示すウクライナやガザを象徴したものだろう。黒澤明は、筋金入りの反核主義者だ。盟友早坂文雄の核への恐怖を聴いてから「ある生き物の記録…

>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます

「クロサワ最後から2番目の映画。長崎で被爆して最愛の夫を失ったおばあちゃんが主役。けっこう途中までしんどいかも知れないけど…。おばあちゃんが認知症になる。その瞬間の描写が凄い。おばあちゃんはある台風…

>>続きを読む

●黒澤明監督『八月の狂詩曲(ラプソディー)』(1991)

神保町シアターさんにて特集上映「一度はスクリーンで観ておきたい――忘れられない90年代映画たち」2024年6月29日(土)~8月2日(金)…

>>続きを読む

映画を通せばリチャードギアを謝らせることも可能です。あらゆる忘却のエネルギーのなかでおばあちゃんはコアの部分にいるし、わたしたちもおばあちゃんの悲しみの洗濯機にのまれぐるぐると8月を無駄にしていくの…

>>続きを読む
4.3

長崎から少し離れた山里で茅葺き屋根の一軒家に住む祖母の鉦(セイ)と夏休みの間泊まりに来てる孫たちとの一夏の交流を描いた話。
1945年8月9日に長崎に落とされた原爆をテーマにしてる。孫たちが訪れた被…

>>続きを読む


長崎の爆心地から8kmの山間に住むおばあちゃんの記憶が子供達との夏の思い出を紡いでいく。

日本昔ばなしに出てきそうなのどかな村の夏の風景の数々が眩しい。
満月の柔らかな光と、
ピカの暴力的な光の…

>>続きを読む
4.2
夏休みに長崎乃おばあちゃんのもとへ遊びに来た孫たちとの交流を描きつつ、原爆投下への悲痛を黒澤明監督が描いた名作。
おばあちゃんと孫たちの思いが昇華されるラストで涙。
pluvia
4.0

8月なので、これを数度目の鑑賞。

都会育ちの孫たちが田舎の祖母の家に滞在し、風土や生活の感覚のズレに戸惑いながらも少しずつ馴染んでいく。その過程は観客の映画体験とも重なり、ズレが埋まっていく感覚を…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事