長崎から少し離れた山村を舞台として、被爆体験を持つ祖母と四人の孫たちのひと夏の出来事を描く。
鉦ら戦中世代と戦後に生まれた世代との戦争に対する認識の隔たりが描かれているが、同じ戦後世代でも父母の世…
30年前1度だけ鑑賞した作品。
今になっても野ばらをバックに嵐の中傘をさしたおばあちゃんが大切な人を迎えに行くシーンは強烈な印象で残っており、黒澤監督の表現方法には驚かさせられる。
再度観たいと思わ…
このレビューはネタバレを含みます
ストーリーが進むという感じはあまりなく、人物の内面や変化がメインに感じた。
過去に目を向ける話なので、無理に前に進めようとする必要はないのかもしれないと思った。
おばあちゃんがイキイキとした話し方を…
本作と次の「まあだだよ」に来て、なんだか毒気が抜けたというか、つきものが落ちたような印象を受けた。
どですかでんから乱までの、なんとか”いい映画とはこういうものだっ”というような鼻息の荒さが影を潜め…
黒澤明監督の長崎を舞台にした晩年の一本。公開時にレンタルで観て以来かな。つまらなかった印象はあまり変わらず…。
長崎出身の私には90年の長崎はめちゃくちゃ懐かしく楽しい一方、説教臭いシーンと抽象的な…
今年のカンヌは、本作をイメージしたポスターだった。核の脅威が高まりを示すウクライナやガザを象徴したものだろう。黒澤明は、筋金入りの反核主義者だ。盟友早坂文雄の核への恐怖を聴いてから「ある生き物の記録…
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