溝口健二監督の初期作品。
1939年製作の映画であり、当時の軍国主義の流れを嫌った溝口監督が描いた舞台もの。
歌舞伎界に生まれ育って「大根演技」をしても持て囃される若旦那=菊之助だったが、子守女の…
記録用
溝口健二監督作品。
映画「国宝」の原作者がこの映画を観て書き上げたということで久しぶりに鑑賞。
物語自体は「国宝」の喜久雄と俊介のキャラクターを一つにまとめ歌舞伎の名家に引き取られた主人…
たまたまHuluを漁っている時に、こちらが目に入り、クリップしてました。
冒頭だけ見始め、いや、ちょっと待てよと、スケジュールで『国宝』観る予定だったので、なんか胸騒ぎがしたので、止めておきました。…
やはり残菊はいい。愛故に身を滅ぼすお徳。やはりニーチェの言うように愛は無限の贈与だ。そして菊之助は愛すべきクズ、大いなる罪人の魂の呻吟だ。罪深く、愛しい人間たちの物語。最近注目されている「国宝」は恐…
>>続きを読むここでもやっぱり、耐え忍ぶ受難的女性像の中に、力強さや美しさを感じるし惹かれてしまう。
そして何よりラストの対比。
こんなにも鮮やかにダイナミクスと静、歓びと哀しみを調和させるラストなんて、そうそ…
お徳の人生を虚しいとコメントしている人がいて、そっか〜そうやって思う人がいるのか〜今の価値観からしたらそうなのかもね〜と思う反面、時代が時代なら女は皆お徳みたいな人生を歩みたいとおもうんじゃないかし…
>>続きを読む©1939松竹株式会社