世間的には完全に大人だが大人になりきれないアラサー男女のこじらせストーリー。
正直、登場人物全員クソです。
不思議なほどだれにも感情移入できない。
・・・が、ちゃんとおもしろい。
『悪は存在しない…
もっぱら恋愛なので私にとってはちょっと重いのだけど、でもまあ、恋愛ってのは面白いからな。恋愛=人間関係、生きる限り誰もそこから逃れることはできない共通言語。人間関係の網目に極端に振り回される若者たち…
>>続きを読む自分もその場に居合わせたような映画体験。濱口竜介はデビュー作から会話劇の迫力が素晴らしすぎる!スクリーンに釘付けだった。
他者との確かなつながりは、本音をさらけ出し、相手と共有し、両者がその面倒く…
あ〜やっと見れた見れたっと。
この監督は、どうしてこう、ドロドロした男女の色恋物語、監督の言葉を借りれば「軽佻浮薄な一夜の恋愛模様」を、好き好んでモチーフにするのでしょう。
何か相当の思い入れがあ…
分かり合おうとすればするほど関係性はブチ壊され、「自己と他者」の絶対的な断絶に翻弄される。気楽に生きたきゃ愛も欲望も捨てちまえばいいのに、そうはいかないから人はみな苦しむ。そんな人間の哀れで滑稽な姿…
>>続きを読む濱口竜介監督。
東京藝術大学大学院2008年に修了作品として監督した本作。
濱口竜介の原点とも言える。
自分といかに向き合えるか。
人間の奥底に潜む、ネガティブ、不安、嫌なところ、弱み、欠点を見事…
すごく面白かった。撮影とか編集も凝っているけど、話そのものの没入力がすごいので形式的な側面に意識を向けることが難しい。
人間を理解しようとするのは大変だ。
人間を理解するには、人間を理解してはいけ…