印象的な陰影や人物の運動(アクション)の捉え方、撮影が凄い。
ただでさえクローズドな船内に戦争の問題が加わって起こるドラマも面白いものがある。
戦争状態において個人の自由は制限され労働という形で国…
船上シーンって密室劇みたいなものだからダレ場に感じやすいんだけど、終盤に上陸先の街でひともんちゃくあって、夜のシーンなんだけど、それがフィルム・ノワールっぽい雰囲気があってめちゃくちゃいいのよ。若き…
>>続きを読むなかなかのめり込むのは大変だなと思って観てたけど、哀愁漂うラストよかったなあ。
ジョン・フォード、男たちの生き様はお手のもの。
男たちの臭い友情もありこれがまたいい。
これこそが人生。
映像表現豊か…
横になるワード・ボンドのところに来た船長と航海士が着てる濡れたレインコートの黒さすら泣ける。事故で怪我した後に平気そうな顔してゆっくり死ぬシーンが『コンドル』と同じで一番辛い。飛行機が来る前の甲板で…
>>続きを読む恥ずかしながら初見。
噂に他がわずフィルム・ノワールみたいな影がバッキバキの画面がやばすぎる。撮影監督はグレッグ・トーランド。お話と言えば、前半はずっと船の上で割と退屈なのだが、後半の何としてもウェ…
武器を運ぶことになった船で働く船乗りたちを通して、生きることは果てしなく働くことだと語っていく『蟹工船』のようなフォード流労働者映画。登場人物はみな豪胆で明るく、喧嘩や酒、女が好きな奴らばかりではあ…
>>続きを読む共にアイルランド系であるユージン・オニールの戯曲にジョン・フォードが映画を造っているため、淡白なプロットの中にも詩魂を感じさせるアイルランド系船乗りの話です。
"Is there no place…
20231112-285
1930年代
原題:The Long Voyage Home
原作:ユージン・オニール戯曲
監督:ジョン・フォード
オリー( ジョン・ウェイン):スウェーデン人
ドリスコ…