印象的な陰影や人物の運動(アクション)の捉え方、撮影が凄い。
ただでさえクローズドな船内に戦争の問題が加わって起こるドラマも面白いものがある。
戦争状態において個人の自由は制限され労働という形で国…
恥ずかしながら初見。
噂に他がわずフィルム・ノワールみたいな影がバッキバキの画面がやばすぎる。撮影監督はグレッグ・トーランド。お話と言えば、前半はずっと船の上で割と退屈なのだが、後半の何としてもウェ…
武器を運ぶことになった船で働く船乗りたちを通して、生きることは果てしなく働くことだと語っていく『蟹工船』のようなフォード流労働者映画。登場人物はみな豪胆で明るく、喧嘩や酒、女が好きな奴らばかりではあ…
>>続きを読む共にアイルランド系であるユージン・オニールの戯曲にジョン・フォードが映画を造っているため、淡白なプロットの中にも詩魂を感じさせるアイルランド系船乗りの話です。
"Is there no place…
ジョン・フォード作品をフィルムで初めて観たが、艶が桁違い。
グレッグ・トーランドの撮影が素晴らしい…陰影、コントラスト…フィルムノワールばりの暗さで、霧が出てくると眠たくなってしまうほどに。
キャッ…
✔『果てなき船路』(3·9) 及び『3悪人』(4·1)『三人の名付け親』(3·6)▶️▶️
個々のフォード映画について、どうのこうの品評·断定する事が苦手だ。いっぱいいるフォード映画ファンの中に…
過去作の『大空の闘士』と同じで、次から次へと事件が勃発するスタイルの映画である。このパターンだとエピソードが散漫になりがちで、どうかなぁと思っていたが、嵐のシーンのショットはさすがで、素晴らしいロー…
>>続きを読む濃い陰影がことのほか美しい。船中は勿論のこと下船してからのしとどに濡れる石畳を行ったり来たりする陰影もまた素晴らしかった。全体に暗い色調なのでスクリーンで観られてよかった。殴り合いも相変わらず笑っち…
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