再公開時のタイトルが「果てなき船路」。49年公開時は「果てなき航路」の邦題。ユージン・オニール原作をダドリー・ニコルズが脚色、ジョン・フォードが監督した名作。商船を舞台に、大戦勃発後は下船が許されぬ…
>>続きを読む船乗りたちがこんな仕事嫌だ嫌だと言いながらガッツできつい仕事をこなしていくドラマ。
綺麗に4幕にわかれており、1幕目は出航直前に、人物紹介がてら船乗りたちが酒に酔って暴れ回る様を描き、2幕目は航路の…
水夫たちの事情は分からないもののジョン・ウェイン演じるオルセン以外は帰る故郷がない。アミンダラ号撃沈の記事を手放し、その後記事を映すシーンが何とも言えない。ドリスコルのことを仲間たちに話すことはない…
>>続きを読むコントラストが強く、不気味な印象の序盤。
荒れ狂う波が本物かと思うほど大迫力で現在のCGに引けを取らない所が素晴らしい。
今回はジョンウェインは控えめで最後にフォーカスが当たるが基本的に群像劇になっ…
棄てたのか棄てられたのか。荒波、暴風に水量と相変わらず物量的に凄い。楽しませようとしてくれている純粋さを感じるが、船員の事故死やスパイ疑惑、戦闘海域など物語的に詰め込みで羅列感ある。終盤、帰路への起…
>>続きを読む海の男達。根無し草の悲哀。
甲板での嵐による激しい波飛沫の描写が迫力あった。
スパイと疑わられた男が隠し持っていた妻からの手紙を皆の前で読まれるシーンが印象的。
アルコールの怖さ。下船した船乗り…
第二次大戦下、SSグレンケアーン号に乗った男たちを描いていく密室劇!
ジョン・フォード作品の中でも陰翳がとても細やかで味わい深く、モノクロがより船内を閉塞的に描き、男たちのもの悲しさがこちらに伝わっ…
◎ 爆薬を運ぶ海上の船の男たちの抵抗
アイリッシュ音楽で束の間の盛り上がり、アクセルが肌身離さず持つフルートの音にガツーンとやられる。
荒波やドイツ軍の銃撃、奴隷船沈没で逝く仲間たち。故郷へ帰る前の…