言わずと知れた、名優・勝新太郎の代表作。
1962年公開の本作はその後全部で26作ものシリーズが続く第一作目。
モノクロ映画ですが、市という男がどのような男であるか、その魅力が分かりやすく存分に詰ま…
ここぞというときにしかやってこない殺気に満ちた剣裁きや背中を預けるというモチーフが炸裂するラストの戦いが素晴らしいのは置いといて、おたねと座頭市の対話にも目が奪われる。おたねが必死に止めようとしてい…
>>続きを読む聴覚と第六感で空間を知覚する勝新も凄まじいが、「居合切り」という刹那的な運動を、その直前/直後(ドスを抜き、鞘に収めるまでの手つき)の時間を引き伸ばすことで緊張感を高める、牧浦地志の撮影が印象に残る…
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