知人似のヨハンネスが出てくるたびに笑ってしまったのだが、信仰を持たない私でも本作が持つ真剣味には惹きつけられる。「え!?その瞬間を見せてくれるんですか!?」ランキングでは『緑の光線』と良い勝負かもし…
>>続きを読む映画でしか表せない奇跡。
映画の奇跡とは「目覚め」でもあるだろう。
まぶたが開く。世界に主体の視点が戻る。白雪姫。オープンユアアイズ。『バニラスカイ』『マトリックス』『エイリアン』『地獄の黙示録…
ビクトル・エリセの『瞳をとじて』の中でも、「映画の奇跡はドライヤーで終わった」という粋なセリフがあるし、ダグラス・サークの『奇蹟』で起きるミラクルとも比較される今作を楽しみにしていた。
サークの『…
正直に白状すると中盤意識が飛んだ。圧倒的長回し×室内劇という、とてつもなく自分と相性の悪い作風。しかしそのエッセンス、すなわち”信仰”の神髄については必見である。
デンマークを舞台にした作品…
隣のクソジジイが、ヨハンネス登場のたびに鼻で笑っておりガチでぶち殺そうかと思ったが、クソジジイがいなかったとしても私にはあまり楽しめる映画ではない インテリが使命感に駆られて見て、褒めなきゃと思って…
>>続きを読む虚空を見つめながら台詞を話す人物とか、演劇のような演出や動線と、それに合わせた平面的なカメラワークなど、おそらくドライヤーの代表的な個性なのだろうが、個人的にあまりハマれなかった。勿論引き込まれる瞬…
>>続きを読む(c) Danish Film Institute