このレビューはネタバレを含みます
チャン・リュル。
また1つ、恐るべき才能に出会えたことに、まず感謝する。
しかし、この邦題をつけた日本人のセンスは万死に値する。
静謐、絶望、孤高。
中国=韓国の合作だが、テイストは…
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ぶつぶつと塩らしいカットがつながれてくし、だれもこの映画について語る気がないから、初期ってこういうのしたくなるよね〜ぐらいに軽く思ってたら、だんだん叙情的になりだして、ラストになってようやく、この映…
>>続きを読む淋しいだとか苦しいだとか。みじめだとか。
そんな思いはもうどこかへおいてきた。
ただ今をひたすらに逞しく生きる女たち。少女たち。子どもたち。
キムチの匂いのこもったパステルカラーの部屋。ピンクに…
生きることというより、今を生きていることを考えさせられる。
最後のシーン、主人公の女性の表情が頭から離れない。
人は苦しいけれど生きているとき、生きる希望を失ったらどうなるのか。
私にとってこの…
見方によっては息子というハンデとも言える所在に女性であるという性的側面。そして其処に垣間見れる男という性を惹きつける一種のエロティシズムでありフェティシズム。見所は秀逸なカメラワーク。言葉も少なめで…
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女たちが諦めている。
だけど、たまにある希望っぽいものに期待してみたり。
主人公は美しく静かで強い女。
男たちはそのイメージに甘えて、勝手に何をしても傷つかないと思っている。
子供の存在が救いだっ…